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2006年07月17日
総合検診(ペット向け)
ペット向け検診について
郵送検診は自宅にいながら、あるいは病院に行かなくとも検診が出来る便利な検診手段ですが、検診対象は何も人間に限りません。犬や猫をはじめとした、愛玩動物・ペット達向けのものも多数存在します。今サイトでは特にペットとして飼われることの多い「犬」と「猫」に限定して言及することにします。
ペットに一人(一匹)で獣医に通ってもらうわけには行かないので、検診が受けにくいという事情は人間自身のそれとあまり変わるところがありません。むしろ人間と違いペットの場合は言葉をしゃべることができず、飼い主との意思疎通が難しいのが問題です。
もし体内に異常が生じても外部的な変化が見えない限り、第三者にはそれが分かりづらいものです。大切な家族の一員であるあなたの犬や猫が、実は何らかの病にさいなまれていたらどうしますか。定期的な検査は欠かせませんね。
地域やペットの種類によって違いますが、各種予防接種をはじめとし、飼い主は医療機関へ足を運ぶ事が義務付けられています。彼らとの安心した時間を過ごすためにも、医療機関への義務的来院以外にも飼い主自らが検診を行うことで、言葉を話すことができないペットの「身体の不調の訴え」を聞き取り、対処することが必要となるでしょう。
ペット向け検診における項目の各種原因について
最近では食生活の向上や運動不足からか、ペットにも生活習慣病が広まりつつあるといわれています。郵送検診セットによりチェックできる病気の種類は違ってきますが、多くの総合検診セットには、生活習慣病がチェックできるようになっています。
人間の場合は家系・遺伝調査が出来ますがペットの場合はそれがかないません。しかし人間と同様、ぜいたくで偏った食生活や運動不足、不必要なストレスが各種病気の引き金になるといわれています。特に塩分や糖分、油分の採りすぎは人間同様よくありません。
また、ペットを可愛がり過ぎるあまり、飼い主が過保護になってしまうのも原因としてよくあげられます。ペットをいとおしく思っているつもりでも、ペットにとっては運動不足におちいる要因でしかなかったり、おもちゃ扱いされてストレスがたまる場合があります。また逆に、放置されすぎて自虐行為に走る例も報告されています。彼ら・彼女らも人間と同じ「いきもの」です。人間に接するのと同じように、配慮が必要なのです。
※(2006.8.13.追加)
最近では世間一般にも広く流通するようになったデジタルカメラを利用し、ペットの患部を複数箇所から撮影したデータを送ることで、その症状を診察するという「デジカメ画像検査」のサービスを行うところも出てきています。携帯電話のデジカメ機能では撮影画素数が少ないため利用できませんが、今後このようなサービスはますます増えてくるものと思われます。また、一部医療機関で遠隔地での診断で実施されている、ビデオカメラを用いたネット経由でのリアルタイム動画検診(郵送検診ではありませんが……)も行われる時代がくることでしょう。
ペット向け検診の項目における病症
対象となる病によってその症状は多種多彩ですが、はたから見ていて「これはどうも普通ではないな」という行動をしている場合、それが何らかの病気の症状である可能性は十二分にあります。
体格が良くなりすぎることによる肥満はもちろん、同じところを不必要にぐるぐる回り続けたり、落ち着かない様子で自分の足をなめつづけるあまりその部分がふやけてしまう状態になったり、自分で自分を傷つける行為に出るという事例をよく聞きます。他にも家具やカーテンなどを異常なまでにひっかけいたり、便や尿に異常が見られる場合も何らかの「危険信号」かもしれません。
また例えば糖尿病に限って言えば、水をしきりに欲しがるのと共に、尿をする回数・量が増えるという傾向があります。
彼らは人間が分かる言葉でしゃべることができません。自分の身体に異常を感じても、飼い主に訴えかけることができないのです。症状があっても、それに飼い主が気がつかなければ病状は悪化するばかりとなってしまいます。それを避けるためにも定期的な健康診断や「郵送検診」は欠かせないといえるでしょう。
ペット向け検診の項目における予防
ペットにおける予防方法は、人間の各種検診項目における基本的な予防方法とさほど変わるところはありません。健康的で適度な量とバランスの食生活、適切な運動、ストレスを溜めない生活などが、多くの病気からペットたちを救ってくれます。
飼っているペットの種類によってその「正しい予防方法」は違ってきます。専門書や専門家の教えを来い、彼らのベターライフを手助けしてあげることで、病気の予防もかなうことでしょう。そしてそれは、彼ら・彼女らだけでなく、飼い主であるあなた自身の幸せにもつながるのです。
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