「海外投資家の売り超し」=「市場の軟化」とはいいきれないが…東京株式市場での外国人投資家の売買動向、四週連続の売り超し(2009/02/14)

2009年02月14日 12:00

株式イメージ東京証券取引所は2009年2月13日、2009年2月2日から2月6日(2月第1週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は2兆6566億4973万1000円なのに対し、買い総額は2兆4803億8614万5000円となり、差し引き1762億6358万6000円の売り超しとなった。これは先週に続いて四週連続の売り超しとなる。なお個人は売り超しを継続したが証券会社は買い超しに転じ、法人は買い超しを続けている(【最新発表リリース、PDF】)。

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2月2日から2月6日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……6736億8337万9000円/9374億4115万0000円(2637億5777万1000円買超)
・個人……1兆2961億3392万8000円/1兆2783億9281万0000円(177億4111万8000円売超)
・外国人……2兆6566億4973万1000円/2兆4803億8614万5000円(1762億6358万6000円売超)
・証券会社……1240億0548万3000円/1244億5878万3000円(4億5330万0000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))


また、この15週間における外国人投資家の動向は次の通り。

10月20日~24日……651億0249万7000円売超
10月27日~31日……4163億5485万3000円売超
11月4日~7日……1944億0524万7000円売超
11月10日~14日……3382億7597万8000円売超
11月17日~21日……5143億1077万0000円売超
11月25日~28日……353億9015万7000円買超
12月1日~5日……3502億8486万6000円売超
12月8日~12日……1880億9776万1000円売超
12月15日~19日……912億8884万9000円売超
12月22日~26日……1363億4896万8000円売超
12月29日~30日……140億4649万4000円売超
1月5日~9日……392億0509万8000円買超
1月13日~16日……3045億4831万8000円売超
1月19日~1月23日……2589億1419万8000円売超
1月26日~1月30日……2368億4041万9000円売超
2月2日~6日……1762億6358万6000円売超


相変わらず外国人投資家は売り超しのまま。1月初週の少額買い超しのあと、ずっと売り超しを継続している。先物の値動きの問題などもあり、「外国人投資家の売り超し」=「市場の軟化」とはいいきれないが、出来高がもっとも多い以上、影響力がないとはいえないのが辛いところ。他の部門では相変わらず法人のみが大きく買い超し。自社株買いが株価を支えている感が強い。

次週は大きく下げたあと、やはり売りが優勢で4営業日すべてにおいて陰線が形成されている。状況としてはしばらくこのような雰囲気が続くのだろうか。

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