今調査は2009年1月19日から20日の間にインターネット経由で行われ、有効回答数は300人。男女比は1対1で、年齢階層比は非公開。なお調査母体数がやや少なめなので、調査結果には多少のぶれが生じている可能性を考慮した上でデータを見る必要がある。

現在保有している「お風呂・入浴グッズ」でもっとも回答数が多かったのは「ボディータオル」で、実に7割以上の人が保有していた。次いで「風呂用椅子」が半数近く。この2つは多くの課程に普及しているようだ。「浴槽・浴室内マット」は案外少なく2割強でしかない。

今持っている・今後欲しいお風呂、入浴グッズ

「軽石」「スポンジ」「ブラシ」はそれぞれ2割弱。どれかいずれか一つを持っているからなのかもしれないが、意外に保有率は低い。それ以外はタオルで体を洗うのだろうか。

さて。現代人がお風呂に浸かる時間はさほど長くはないことが別項目、あるいは別調査機関の調査結果で明らかになっている。平均すれば30分もない。そのような短い時間の中でも、(多くの場合)「一人で」「狭い空間に」居て時間をすごすのは、やはり退屈で仕方が無いという考え方からなのか、「今後欲しいと思う」お風呂・入浴グッズでもっとも多かった回答数の項目は「防水TV」。実に3割近くの人が「欲しい」と答えている。

「防水テレビ」に次ぐのは「風呂用枕」。さらに「防水ラジオ」が続く。気になるのはこれらのアイテムはいずれも「風呂そのものの仕様に関連するもの」ではなく、「風呂の時間を有意義に過ごすため、本来お風呂には無いものを持ち込んでいる」類のものであることだ。言い換えれば「風呂の時間を有意義に過ごすため、新しい娯楽を持ち込む」と表現することもできる。

現在は「カラスの行水」ともいえる入浴時間を伸ばすため(何か無いと孤独に耐えられないため、さっさと風呂から出てしまう)なのか、それとも現在の短い入浴時間ですら、何もしないのには耐え切れないのかは不明。いずれにしても、お風呂を「ついでに何かをする時間」に変える、しかもお気軽な娯楽を楽しめるアイテムが好まれるようだ(ちなみに「お風呂グッズ」という設問なので回答には含まれていないが、何でも持ち込みありだという設定ならケータイが最上位に来るに違いない)。

ちなみに「防水TV」「防水ラジオ」は多くの商品が出回っている。「風呂用枕」も浮き輪方式のものが安価で雑貨屋さんなどで手に入る。今回の調査結果を見て「自分もそう思うよ」と思った人は、お店を探してみるとよいかもしれない。

(最終更新:2013/09/04)