日経・朝日・読売連合「あらたにす」でもiPhone無料アプリを公開
2009年02月14日 12:00
日経・朝日・読売インターネット事業連合は2009年2月11日、インターネットニュースサイト「あらたにす」のモバイル向けサービスとしてiPhoneで利用できる無料アプリの公開を開始した。iTuneのApp Stroeからダウンロードして使うことができる(【発表リリース、PDF】)。
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iPhoneアプリ版「あらたにす」
「あらたにす」は【日経・朝日・読売共同読み比べサイト「新s(あらたにす)」本日オープン】でもお伝えしているように、2008年1月31日に開設された「ニュース読み比べサイト」。提携を結んでいる日本経済新聞・朝日新聞・読売新聞の3紙が発信するニュースや社説を「読み比べる」サイトとして展開している。今回はスマートフォンの普及にあわせ、それらのユーザーにも「あらたにす」に目を通してもらおうと、無料アプリ版の配布が行われることになった。なおiPhoneだけでなくiPod Touchでも利用可能とのこと。
仕様としては「あらたにす」内の「一面」「社会面」「社説」「新聞案内人」「写真」の最新コンテンツの一部、あるいは全部が利用できる。ただしバックナンバーについてはインターネットに接続して直接「あらたにす」を確認する必要があるとのこと。
iPhone向け新聞関連の情報配信といえば、やはり昨年末に展開を開始し好評を博している【当日の新聞を朝刊配達時に! 産経新聞がiPhone向け新聞配信サービススタート】の「産経新聞iPhone版」が思い浮かぶ。今回の「あらたにすiPhone版」開始も、多分にこれを意識したものだろう。
もっとも「産経新聞iPhone版」が「紙媒体をそのまま読める」のに対し、今回の「あらたにすiPhone版」は単にネット上のコンテンツを閲覧できるようになっただけであることから、意外性・インパクトは小さい。むしろ「あらたにす」本サイトのてこ入れの一環としてiPhone版をスタートさせた感が強い。
現時点ではヤフーニュースやGoogleニュース、その他ポータル系のニュース配信コーナーや、共同通信社などが行っている47NEWSと比較して、大きな違いを見出せない感が強い「あらたにす」。今回のiPhone版の登場で、何を「あらたにす」ることができるのだろうか。
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