イーモバの進撃が続く…SBMが21か月連続純増数でトップ・2009年1月末時点の携帯電話契約総数は1億0609万4200件
2009年02月07日 12:00
電気通信事業者協会(TCA)は2009年2月6日、2009年1月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると1月末時点の携帯電話の契約数は1億0609万4200件。これは前月比で0.3%のプラスとなる。また、純増数ではソフトバンクモバイルが12万0400件の増加で主要グループ中トップとなった。これでソフトバンクモバイルの純増数トップは21か月連続となる(【発表リリース】)。
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2009年1月末時点の主なデータは次の通り。
・携帯電話全体……1億0609万4200件
・事業者別
NTTドコモ……5421万9400件(+6万4300)
au(KDDIなど)……3056万2800件(+1万2600)
ソフトバンクモバイル……2012万0200件(+12万0400)
イー・モバイル……119万1800件(+7万1700)
携帯電話契約件数
携帯電話契約件数(増減)
1月は12月のプレゼントシーンとはうってかわり、比較的新規契約としては閑散期にあたる時期で、また各社の新機種展開も静かな状況だったこともあるせいか、契約数の増加数はおとなしめなものだった。NTTドコモ、KDDI、イー・モバイル共に増加数を先月と比べて大きく減らしている。しかしソフトバンクモバイルはやはり2008年12月と比べて増加数の数字そのものは減少しているが、その割合は他社と比べてきわめて小さく、同社のアドバンテージの高さをあらためて把握できる結果となっている(二番目のグラフを参考のこと)。
家賃や電機・ガス料金と同じように、可処分所得が減り、財布のヒモがきつくなる昨今においても、携帯電話周りのニーズや購買意欲は大きな違いは見られない。各企業側のコスト増加は否めないし、「すでに成長緩慢期にきていたから」という解釈もあるが、ともあれこのような(程度は小さくとも)成長を続ける状況はまだしばらく続くことだろう。各社が子どもやお年寄りなど、これまで携帯電話を持っていなかった層にも積極的にアプローチをかける広報戦略を続けているのが、その表れともいえる。
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