ダボス会議で選ばれた15の日本企業たち
2009年02月04日 08:00
ダボス会議は2009年1月28日、「世界で最も持続可能な100社(グローバル100、GLOBAL 100 MOST SUSTAINABLE CORPORATIONS ANNOUNCED IN DAVOS)」を発表した。今回日本の企業は15社が選別され、アメリカ、イギリスに次ぐ件数となった。顔ぶれとしてはトヨタ自動車(7203)や三菱重工業(7011)などの世界的な企業が並んでいる(【発表リリース】)。
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ダボス会議とは「世界経済フォーラム(World Economic Forum)」の通称で、毎年スイスのダボスで開催される会議。世界中の巨大企業の経営者や政治指導者、さらには選出された知識人、ジャーナリストなどが参加する、いわゆる「世界の賢人会議」のようなもの。今年は1月28日から2月1日まで開催され、この会議で麻生総理も1月31日に演説を行っている(【演説内容(首相官邸サイトより)】)。
ダボス会議での麻生総理の演説のようす。 松本純衆議院議員アップロードによる動画。
今回発表された「世界で最も持続可能な100社」は、世界の大企業1800社を対象に世界的に著名な調査会社Knights Inc.とInnovest Strategic Value Advisorsが環境面、政治的、自社が位置するセクターに対する社会的責任などを評価し、上位100社を選定したもの。2005年から推挙が始まり、今回で5回目となる。
今回選別された100社の国別企業数と、日本から選ばれた会社の一覧は次の通り。
国別選別企業数
・イオン(8267)
・ダイキン(6367)
・JR東日本(9020)
・ホンダ(7267)
・クラレ(3405)
・三菱重工業(7011)
・日本郵船(9101)
・NTTデータ(9613)
・NTTドコモ(9437)
・パナソニック(6752)
・リコー(7752)
・積水化学(4204)
・損保ジャパン(8755)
・凸版印刷(7911)
・トヨタ自動車(7203)
ちなみに「持続可能な企業」とは言葉通り、時代の流れが変化してもそれに柔軟に対応できる力を持つ企業のことをさす。昨今の状況下なら「金融的な危機」「世界的な景気後退」「自然環境問題」「資源価格の乱高下」「グローバリズム」などに巧みに対応し、産業全体に恩恵をもたらすような力を持つ、と認識されていることになる。
各社がどこまでその能力を実際に持っているのかはともかく、国際的に注目を集めていることは着目しておいた方がよいかもしれない。
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