おなじみの被写体には自動でピントと露出が・「個人認識」付のデジカメ、パナソニックから発売

2009年01月29日 08:00

DMC-FT1シリーズイメージ【パナソニック(6752)】は2009年1月28日、小型のデジタルカメラ「LUMIX」5機種を2009年2月20日に、2機種を同年3月6日に発売すると発表した。そのうち4機種(FX40/FX550/TZ7/FT1)には「あらかじめ」登録してある顔を自動認識して優先的にピント(焦点)と露出(明るさ)をあわせる「個人認識」機能を搭載。さらに2機種(TZ7/FT1)では長時間・高画質の動画撮影が可能となる新ハイビジョン規格に対応している(【発表ページ】)。

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DMC-TZ7シリーズ
DMC-TZ7シリーズ
DMC-FT1シリーズ
DMC-FT1シリーズ

4機種に搭載された「個人認証」機能は、既存の「おまかせiA」機能を進化させたもの。「おまかせiA」では撮影シーンをカメラが自動で判別、状況に応じて自動的に最適な設定を行うというものだが、「個人認証」では登録した人の顔データを基にその人の顔を見つけ出し、優先的にピント・露出を合わせる。例えば運動会など、よく撮る被写体の顔を優先して自動でピントと露出をあわせ、きれいに撮影したい時には便利な機能。

さらに写真撮影時に同じ人が何度も撮影されるとカメラがその人を認識し、「登録すべき」と登録を促してくる機能も搭載。登録された人物には名前や年齢をパラーメータとして入力でき、3歳未満の対象に対しては「赤ちゃん」と認識、自動的に撮影時には赤ちゃんモードに切り替わる。ただし、環境や表情によっては正しく認識されない場合もあるという(親子や兄弟姉妹で顔の特徴が似ている場合は難しくなるとのこと)。

価格はオープンプライスだが、4万円~5万円が店頭実売価格となる模様。

かつては「お手軽に写真を撮れる」機材の代名詞だったデジカメも、今やそのお株をケータイのデジカメ機能に奪われ、高画質・高性能化が推し進められている。今回発売される7機種もまさにその最先端を行くもので、画素数がいずれも800万画素超えなど、ちょっと前までは業務用として使用されていた専用デジカメレベルのもの。使いこなすことができれば、素晴らしいカメラライフを送れることだろう。

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