華麗舞(カレー米)試食レポート
2009年01月28日 19:40
「Garbage Shot」第百とんで二回。今回は先に【カレーファン必見! あの「華麗舞(カレー米)」が数量限定で一般通販開始】などでお伝えした、【ハウス食品(2810)】が開発し先日限定で通信販売が開始された「カレーがおいしくなるお米」こと「華麗舞(カレー米)」。最初に【カレー専用のお米「華麗舞(カレー米)」、米どころの新潟県で誕生】でその存在について紹介してから、実に二年強にしてようやく手にすることができたわけだ。
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「華麗舞(カレー米)」開発の過程は上記リンク先などで詳しく解説しているが、「カレーのルーになじみ易いお米を」とのコンセプトで開発されたお米。米粒同士がくっつきあうことが無く、既存のお米の中では「カレーとよく合うのでは」といわれているタイ米よりもしっくりと来るとのこと。日本の米「アキヒカリ」と東南アジアで栽培されている「密陽23号(インディカ米)」を交配して作られ、品種名は「北陸149号」。
今回通販されたのは1箱3袋入りのセット方式。1袋が450グラムで約3合。化粧箱に収められており、レシピ付のパンフレットが同封されている。
1袋が450グラムで約3合。化粧箱に収められており、レシピ付のパンフレットが同封されている
鮮度の関係もあり、袋の後ろの注意書きには「袋を開けたらできるだけ一度に使い切るように」とある。小さな袋に小分けされているのもそのあたりに事情があるのだろう。
早速研いでみることにした。説明には「お米が細長く割れやすいので、とぎ汁が澄んでくるまで軽くといでください」とある。確かに普通の白米よりもとぎ汁が白っぽくなりやすい感じがする。
普通の白米よりもとぎ汁が白っぽくなりやすい感じがする
それに、袋裏の説明にもあるように、研いだ時の粒の「さらさら」感が気持ち白米や玄米より強い。これも米粒そのものが細いからなのだろうか。あまり力を入れすぎるとお米が痛んでしまうので、気を使いながらゆっくりと、優しく、そしてとぎ汁が白くならなくなるまで何回も研ぐ。
そして白米を炊くより少々水を少なめにして、30分ほど寝かせた上でスイッチをオン。あとは炊き上がるのを待つだけ。
その間にカレーの用意をする。せっかくハウスの「華麗舞(カレー米)」を食べるのだからカレー自身もハウス製でないと、ということで調達してきたのが『ハウス カリー屋カレー』。
ハウス カリー屋カレー
と、準備をしているうちにご飯も炊けた。カニの穴も出来て、香ばしいお米の香りで台所が包まれる。水の量は通常の白米の4/5~2/3程度でよいようだ。あまり多すぎるとべちゃべちゃになってしまい、「華麗舞(カレー米)」のメリットが損なわれてしまう。
「華麗舞(カレー米)」が炊けました。香りをお届けできないのが残念
適量の「華麗舞(カレー米)」を盛ったお皿に温めた「ハウス カリー屋カレー」を加え、あとは福神漬け……が無いので自作の「がり」で代用。見た目はごく普通のカレーライスだが。
「華麗舞(カレー米)」に「ハウス カリー屋カレー」。ハウス尽くしのカレーライス
劇的な、というほどのものではないが、確かにカレーソースがご飯になじみやすい気はする
肝心の味だが……写真に味まで投影できないのは残念だが、確かに公式サイトなどの説明にあるように米表面の粘り気が少なく、べったり感はない。それに塊にもならないので、一つ一つの米粒のスキマにカレーソースがなじみに、混じりやすくなる。さらに日本米のような「食感」としてのもちもち感もあるので、口の中で均等にカレーとお米がミックスされるのが嬉しい。
飛びぬけるほどお米単体で「うまい」というわけではないが、確かにカレーなどのようなソース系のおかずにはマッチする。例えばクリームシチューやハヤシライスなどにもよく合うだろう。あるいは牛丼やすき焼き丼のように、おかずから染み出る「汁」がご飯と交じり合うのがたまらない、という人にはぴったりかもしれない。
最大のネックはやはり値段。まだ大量流通させるほど生産体制が整っていないせいもあるのだろうが、1.5キロ弱で1500円という価格(普通の白米の2倍強に相当する)は常日頃から食するには少々ハードルが高い。とっておきのカレーを作った時、あるいはおもてなしする時やイベントの際に用いるのが良いだろう。
(最終更新:2013/09/05)
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