楽天市場、国内ショッピングサイトでは「閲覧ページ数」「利用時間数」共に断トツへ
2009年01月28日 08:00
ネットレイティングスは1月27日、ニールセン・オンラインが提供するインターネット利用動向調査の2008年12月データをまとめ、主要ショッピングサイトの利用時間に関する概要データを発表した。それによると、国内における主要ショッピングサイトの中ではアマゾンジャパンやヤフーショッピングと比べ、楽天市場が利用総時間でも、一人あたりの利用時間・利用ページ数でも断トツに多いポジションを占めていることが明らかになった。アマゾン・ヤフー共にそれぞれ独自の立ち位置を確保しているが、総合的なショッピングサイトという観点ではまだまだ楽天市場が主力であるようだ(【発表リリース、PDF】)。
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2008年10月から12月における、主要3ショッピングサイト「楽天市場」「アマゾンジャパン」「ヤフーショッピング」の総利用時間推移は次の通り。いずれも年末商戦に向けて利用時間が増えているが、そのような中でも楽天市場の優位性はゆるぎないことが把握できる。
主要3ショッピングサイト「楽天市場」「アマゾンジャパン」「ヤフーショッピング」における総利用時間推移
全体的な流れとしては季節性のことを考慮しなければならないので、前年同月比で確認する必要がある。そのため、3か月分だけを見ると「ヤフーショッピング」の急速な飛躍ぶりが目に留まるが、このデータだけで断じるのはあまり意味がない。とはいえ、取扱商品の違い(アマゾンジャパンよりヤフーショッピングの方が、クリスマスプレゼントにマッチした商品が多い!?)から、ヤフーショッピングがアマゾンジャパンに肉薄しつつあるのは認めざるを得まい。そして楽天市場の圧倒的な利用率の高さもまたしかり。
それがあらためて確認できるのは次の図。2008年12月における一人当たりの利用時間とページビュー数を縦横に置いてその立ち位置を図にしたものだが、ヤフーとアマゾンがほぼ同一ポジションにあるのに対し、楽天市場が時間・ページビュー両方の面において他に倍する値を示していることが分かる。
主要ショッピングサイトの利用者数、ひとりあたりの利用時間、ひとりあたりの利用ページ数
ヤフーもアマゾンもそれぞれ独自のシステムを導入したり、既存の体制では欠けている分野への参入も相次いでいる。しかし現状では利用頻度などの点で、「ネットショッピングなら楽天市場」という牙城は崩せそうにもないようだ。
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