「保存食」「料理が面倒」レンジアップ商品を買う理由
2009年01月26日 08:00
マイボイスコムは1月23日までにレンジアップ商品(常温で保存が出来、電子レンジで調理できる商品)に関する調査結果を発表した。それによると、レンジアップ商品の利用者の購入理由としてもっとも多いのは「保存食として常備できる」という回答で6割以上を占めていることが明らかになった。色々な意味で緊急時に、電子レンジがあればすぐに出来るレンジアップ商品の気軽さが頼られているのだろう(【発表リリース】)。
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今調査はインターネット経由で1月1日から5日の間に行われ、有効回答数は1万3771人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代37%、40代31%、50代以上18%など。
冷凍食品やレトルトのカレー、スープ、ソース以外の常温保存が出来る、電子レンジのみで調理ができる食品・料理のことを「レンジアップ商品」と呼ぶが、現在ではご飯ものがほとんどを占めている。ちょっと挙げてみただけでも白米、ピラフ、カレーライス、チャーハン、赤飯、ドリアにリゾット、牛丼、雑炊、中華丼。文字打ちしている方がお腹がすいてくるくらいだ(笑)。それらのレンジアップ商品を購入する理由を複数回答で尋ねたところ、「保存食として常備できる」がもっとも多く6割強を占めた。次いで「自分で料理するのが手間」が39.8%と4割近く。この2つが主な理由で、それ以外は1割前後で意見が分散している。
どのような理由でレンジアップ商品を購入しているか
惣菜やお弁当と違い、購入してその日のうちに食べる必要はなく、数か月単位で保存ができるのがレンジアップ商品のメリットの一つ。安い時にまとめ買いしておき、必要な時や気が向いたときにいつでも食べられる点が好まれているのだろう。
電子レンジの使用が前提なので、災害時の非常食としてはあまり向いていないが(白米のようにお湯で温めて食べられるものもある)。しかし日常生活における非常時、例えば「金欠」「天候が荒れて外に買い物へ出るのがおっくう」「体調不良で外出できない」などの際には非常にありがたいアイテムである。
「まとめ買いしておいて気が向いたら」「何かあった時に」レンジアップ商品に頼るという食生活のスタイルは意外に浸透しているようだ。別項目で使用頻度を尋ねているが、週一以上で利用している人はわずか14.6%。ほとんどの人は月に1~2日以下と回答している。
レンジアップ商品の利用頻度
中には「ほぼ毎日」というツワモノもいるが、多くは月1回前後以下と回答している。(調理全般における電子レンジの使用ではなく)レンジアップ商品の利用は日常生活の中に深く浸透しているのではなく、選択肢の一つとして認識されていると見てよいだろう。
もっとも「準備もほとんど要らずすぐに支度が出来る」メリットはきわめて大きく、一品追加したい時や少量の分量が欲しいときには大変重宝する。特にご飯系は炊飯器で炊くとなるとどうしても数人前炊かねばならないため、独り者には大変ありがたい商品である。長期間保存できるメリットを活かし、賢く使いこなしていきたいものだ。
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