あなたも知らない、フォトショップで合成してはいないホンモノの世界
2009年01月25日 12:00
パソコンそのものと画像加工ツール、特にフォトショップの機能向上のおかげで、さまざまな画像がいとも簡単に人の手によって生み出されることになった。上級者の手にかかれば、本物の情景と見分けのつかない合成写真(画像)がいとも簡単に世に生み出される。いつしか多くの人が、信じられない光景の写真を見るたびに「これ、フォトショップで合成したんでしょ?」と思うようになる。ところが世の中には、加工したとしか思えないような現実の世界をとらえた写真も存在する。イギリスの大衆紙DailyMailが紹介していた【Cracked.com】では、そのような写真たちを掲載し、「事実は小説よりも奇なり」という言葉を体感させてくれる。
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忍法、水とんの術
神の如く水の上を、ボートを吹き飛ばすほどの高速で走る人間あらわる……ではなくて、ボートレースにおいてあるボートが転倒、操縦手が投げ出された瞬間がたまたま水の上を走っているように映っただけの話。幸いにもこの当人は病院でインタビューに答えていたとのことで、致命傷は負わなかったようだ。
クリスマス・ヤギ・ツリー
木の「上に」群がる多数のヤギ。まるでフォトショップ使用の初心者が練習を兼ねてヤギの絵を木に張り合わせていったようにすら見える。しかし元記事の説明によれば、これはモロッコで実際に撮影された写真とのこと。いわく、乾季で地面、あるいは地表近くの木々で食べ物がなくなってくると、ヤギたちはひづめを使って木に登り、木の上に実っている果物などをとって食べるという習慣を身につけたという。色々な意味でシュールな写真。
リアルチョコボでヒャッハーな世界
最後に紹介するのは、ダチョウレース。最近は繁殖力の強さや卵の特性から、新型インフルエンザ対策でも注目を集めているダチョウだが、世界でもっとも高速に走る鳥としても知られている。このダチョウの上にまたがり、競馬のように走り回るのがこのレース。『ファイナルファンタジー』シリーズに登場する「チョコボ」を想像させるシーンで、自分の目を疑ってしまうがホンモノの話。【アメリカ・アリゾナ州のオストリッチ祭のレポート】などもあり、間違いなく加工写真ではない。
オストリッチ・レーシング(ダチョウレース)。私も知らなかった世界。
気になって調べてみたら、動画も見つかったので紹介しておく。
元記事にはこれらもあわせ、全部で16もの「フォトショップで加工したように見える、リアルな現実の世界」を見せてくれる。以前【ラクダ? ドラゴン!? いいえプードルです】で紹介したプードルや【「透明人間」あらわる!? 決定的瞬間を撮り続ける芸術家】なども登場しており、「驚きという感覚は世界共通なのだな」ということを実感させてくれる。中には多分にお下劣な写真も掲載されているが、気になる人は元記事に目を通してみるとよいだろう。
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