今調査は2008年12月23日から29日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は709人。男女比は55.0対45.0で、年齢階層比は20代12.1％、30代47.5％、40代30.7％、50代7.6、その他2.0％。

日本人が海外に旅行に出かけた際に、その国の文化を堪能するためにまず頭に思い浮かべるであろうことが「食文化」。日本とのギャップに驚きつつも、それを楽しみ、味わい、そして親しみを感じていく。日本を来訪する外国人観光客も同じことを考えているに違いない、ということで彼らに薦めたい「日本の食べ物」を複数回答で尋ねたところ、もっとも得票数が多かったのは「お寿司」で52.5％。唯一過半数の人が回答していた。

外国人観光客に薦めたい日本の食べ物は?

どこまでが「日本の」食べ物として外国人に推挙できる対象となるのか(例えば「ラーメン」は微妙なところ)、そして設問側の回答選択肢の選び方など色々問題視すべきところはあるが、トップのお寿司に続き「お好み焼・たこ焼き」「ラーメン」「焼き鳥」など、一般消費者には馴染み深い、「いつも食卓で見かける食事」「週に一度は口にする日用食」が多いことが分かる(わんこそばやうなぎなどは別だが)。

「お寿司」や「日本のカレー」、「(日本の)ラーメン」は海外でも評判が高いことがよく知られている。しかし「お好み焼・たこ焼き」「焼き鳥」「せんべい」などはあまり耳にしたことがない。はじめて口にする外国人観光客がどのような反応を示すのか、見てみたい気もする。

あるいはこれら「日本人にとってはごく普通の食事」たちを取り揃えた「日本の大衆食堂」も、海外の人から見れば物珍しく、レアな食事を取り揃えたステキレストランに見えるだろう(逆の立場で考えればよい。ロシアやイタリア、フランスなどの庶民料理を取り揃えたレストランがあれば、興味が引かれるに違いない)。