ダイエット しなきゃいけない 分かってる それでも男性 努力が足りない
2009年01月23日 06:30
【オムロン(6645)】は1月19日、生活習慣病に関する意識調査の結果を発表した。それによると、調査母体の30~59歳の年齢層においては、肥満解消(ダイエット)の必要性を感じている割合が男性の方が多いにも関わらず、それを果たすための努力は女性の方が多く行っていると自認していることが明らかになった。男性は「分かっちゃいるけど、(食べるのを)止められない」というところなのだろうか(【発表ページ】)。
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今調査は2008年12月26日から28日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200。男女比は1対1で、年齢階層比は30代・40代・50代で均等割当。
調査母体に対して「自分自身はダイエット(肥満解消)の必要性を感じるか」について単一回答で尋ねたところ、男性・女性とも3/4近くが「感じている」と回答した。
肥満解消(ダイエット)の必要性を感じていますか
男女別で見ると「非常に」「やや」をあわせた「必要性を感じている」は男性の方が2.2ポイントほど多くなっている。「非常に」の数はほぼ同数なので、「やっぱり、ちょっと必要かな……」という「やや派」が男性には多いことが分かる。
それならばその不安を解消すべく「ダイエットに向けた努力をしているか」と尋ねれば、やはり男性の方が割合が多くなるはずなのだが……
あなたは肥満解消(ダイエット)に向けた努力をしていますか?(上記で「非常に」「やや」感じていると回答した人のみ)
7.3ポイントもの差をつけて、女性の方が努力している人が多いという結果になった。この結果だけでは「元々『やや』という弱い意志を持った人の数は男性の方が多いのだから、具体的な行動に出るのは男性の方が割合的に少なくて当然では?」という考え方もある(本当なら「非常に」「やや」それぞれでマトリクス的にデータを見なければならない)。
しかし「やや感じている」人の差が14人なのに対し、「まあ努力している」人の差が21人もあることを考えると、多少ではあるが男性の方が「必要性を感じているが具体的な行動には出にくい」傾向にあることが分かる。
今回はグラフを略したが、自分が「太りすぎ」「太っている」と判断している人の割合は女性が41.6%なのに対し、男性は56.0%にも達している。男性は自覚もあり、必要性も感じているのに、実際に行動に移しにくい傾向があるようだ。
一方、例の「特定健診」スタートを受けて、40代に限れば男性にも「努力をしなれば」という機運が高まっている。右は年代別・調査年別の「努力している」人の割合だが、40代男性のみが他と比べてずば抜けて上昇している様子が分かる(といっても6.5ポイント程度だが)。特定健診そのものには賛否両論が渦巻いているが、少なくとも測定対象年齢のスタートにあたる40代にとっては、ダイエットのやる気を高めさせてくれたようだ。
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