言葉通り「不沈」戦艦大和、タカラトミーから発売予定・試作品が展示

2009年01月17日 12:00

「技MIX 地上航行シリーズ第1弾 戦艦大和」イメージ軍事関係に浅からぬマニア魂を持つ当方(不破)のアンテナに、先日非常に興味深い話が引っかかった。曰く、【タカラトミー(7867)】が不沈の戦艦大和の赤外線コントロールによる模型を開発し、先日開催された「トイフォーラム2009」で展示されたというのだ。【紹介された記事(IT media)】を見て、なるほどこれなら絶対に沈まないとうなずかざるを得なかった。

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「技MIX 地上航行シリーズ第1弾 戦艦大和」
「技MIX 地上航行シリーズ第1弾 戦艦大和」




昨年の別イベントで公開されていた「技MIX 地上航行シリーズ第1弾 戦艦大和」。動画の質が少々荒いので分かり難いが、専用のコントローラーの形も確認できる。
昨年の別イベントで公開されていた「技MIX 地上航行シリーズ第1弾 戦艦大和」。動画の質が少々荒いので分かり難いが、専用のコントローラーの形も確認できる。

元記事、そして【タカラトミーの開発者インタビューページ】によると、主な仕様や開発経緯を箇条書きにすると次の通り。

・スケールは1/700。赤外線コントロールによる操縦で、海面以下の部分は省略してあり、底面に設置されているタイヤで走行するらしい(詳細は現在非公開)。いわば「ウォーターラインシリーズ※」の車輪地上走行版といったところ。
・主砲塔の他に測距儀(測定用の装置で大和型戦艦には特別に15メートルの長さのものがついていた)も連動して操作可能。主砲は旋回だけでなく俯仰角を変えて擬似的な発射が出来る(発射音が鳴るとの事)。
・「作る楽しみ」を提供するため、彩色済みの半完成品として提供予定。
・外観はできるだけ精密に、とのコンセプトに基づき、研究者の協力を仰ぎ、最新の考証を加え、現時点での決定版大和をめざしている。
・写真は本体、コントローラーも含めて現在開発試作中のものなので、製品とは異なる場合がある。
・「陸上走行」の艦船模型ははじめてとのことで、現在実用新案を出願中とのこと。
・開発そのもののハードルはないに等しいが、考証に時間がかかっている。
・移動速度はスケールスピードに換算すると、実物の戦艦大和の最大船速27.46ノットに一致する。

※ウォーターラインシリーズ:名前通り、船が航行している際における海面から下の部分を省略した船の模型を総称したもの。


戦艦大和の勇士とコントローラーイメージコントローラーもそれらしい雰囲気満点な形状のものを用意。どこで走らせるのか、場所を探す必要があるが、普段は棚などに飾ってインテリアとして用いるのもよさそうだ。また、一緒に楽しむための。艦装工場、造機工場を取り揃えた「港湾情景ストラクチャーシリーズ」も発売予定とのこと(同じスケールの1/700だから、通常のウォーターラインシリーズにも使えるかも)。

さらに元記事では「戦艦大和」に続く艦船シリーズの開発が進んでいるいるだけでなく、地上「走行」ならぬ「航行」艦船の駆動部と、赤外線コントロール部分だけを組み込んだ基礎稼動部分を別売する計画もあるという。1/700スケールのウォーターラインシリーズや通常の同スケールのプラモデルを使い、地上走行による艦隊行動や擬似砲撃戦も夢ではない(赤外線によるコントロールのため、混線する可能性は否定できないが……)。

発売日はまだ未定、価格帯は(この戦艦大和の場合)2万円前後を目指しているとのこと。さらなる開発の進行や正式なリリースの登場を心待ちにしたいところだ。

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