実質的な稼働日が1日半分のみ…東京株式市場での外国人投資家の売買動向、五週連続して売り超し(2009/01/14)
2009年01月14日 19:35
東京証券取引所は1月14日、2008年12月29日から12月30日(12月第5週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによると先週外国人投資家が株を売った総額は3780億1739万9000円なのに対し、買い総額は3262億2029万9000円となり、差し引き517億9710万0000円の売り超しとなった。これは先週から続いて五週連続の売り超しとなる。なお証券会社・法人は売り超しに転じ、全部門で売り超しの状態となった(【最新発表リリース、PDF】)。
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12月29日から12月30日における各部門別の売買動向は次の通り。
・法人……888億4253万3000円/885億6863万5000円(2億7389万8000円売超)
・個人……3780億1739万9000円/3262億2029万9000円(517億9710万0000円売超)
・外国人……3616億0476万0000円/3475億5826万6000円(140億4649万4000円売超)
・証券会社……341億8363万3000円/292億0964万0000円(49億7399万3000円売超)
(それぞれ売り/買い(差し引き))
また、この15週間における外国人投資家の動向は次の通り。
9月16日~19日……1091億3051万6000円買超
9月22日~26日……1476億2196万5000円売超
9月29日~10月3日……3426億6015万5000円売超
10月6日~10日……329億9723万0000円買超
10月14日~17日……2039億8125万1000円売超
10月20日~24日……651億0249万7000円売超
10月27日~31日……4163億5485万3000円売超
11月4日~7日……1944億0524万7000円売超
11月10日~14日……3382億7597万8000円売超
11月17日~21日……5143億1077万0000円売超
11月25日~28日……353億9015万7000円買超
12月1日~5日……3502億8486万6000円売超
12月8日~12日……1880億9776万1000円売超
12月15日~19日……912億8884万9000円売超
12月22日~26日……1363億4896万8000円売超
12月29日~30日……140億4649万4000円売超
今回該当週は大納会をひかえた年末の週ということもあり、29日はフルタイムなものの30日は半ドンでおしまい。よって実質的な稼働日が1.5日分しかなく、統計的にはほとんど意味のない週となった。投資家心理としてはただでさえ出来高が少なく、さらに今年の大発会の「暴落の記憶」がよみがえったからか、ポジションを整理する動きが進み、結局すべての部門で売り超しとなったようだ。
なお次週計測週である1月第1週分は1月19日の発表となる。記事掲載もそれ以降となるのでお間違えなきよう。
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