押入れや棚を開ければぎっしりと……つい買い置きしてしまう物ランキング
2009年01月12日 12:00
検索エンジンgooにおいて実施されていた【つい買い置きしてしまう物ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「トイレットペーパー、ティッシュ箱」がついた。第三次石油ショックとも言われるほどの原油・資源価格高騰のおり、トイレットペーパーなども値上がりを見せ、その前、あるいはバーゲンセールの際にまとめ買いしてしまう消費者の知恵が「買い置き」を促進させたのかもしれない。
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今調査は2008年9月24日から26日、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。有効回答数は1044、男女比は49.43対50.57。年齢階層比は30歳代がもっとも多く32.28%、ついで40歳代27.59%、20歳代12.74%など。
「買い置き」というと大体2パターンが想定され、そのうち一つが「まとめ買い」。冒頭にもあるように「どちらにせよいつかは使うのだから」と安い時に大量に買い込み、少しずつ消費していくというパターン。もう一つは「予備用」。いざ使いたい時に代替品が無くて困ってしまうことの無いように、あらかじめ買っておくというもの。いずれにせよ、消費者の知恵であり、「買い置き」そのものは悪いことではない(場所をとるのが難点だが)。
トップについたのは「トイレットペーパー、ティッシュ箱」。日常生活の中ではごく普通に消費を重ねるもので、いくらあっても困るものではない。しかも販売店やセールスの状況で意外に値段が上下するものなので、安いときに「ここぞ」とばかりに買いだめしてしまうもの。数か月やそこらで使えなくなってしまうわけではないのも、買い置きアイテムとしての特徴の一つ。
第二位には「カップラーメン、インスタントラーメンなど」(のインスタント系食品)。こちらは食事を作るのが面倒な時に手元にあると安心であるし、トイレットペーパー同様に値段の変動が激しく、まとめ買い効果が高いのがミソ。ただし賞味期限が半年~一年のものが大半なので、調子に乗って買いすぎると後で悔やむことになる。
第三位は「詰め替え用洗剤」、第四位は「歯ブラシ、歯磨き粉」。こちらは「まとめ買い」の効用というよりは「予備用」の意味合いが強い。どらちも必要になった時点で買えば良いようなものだが、目に留まった時に「あらかじめ買っておけば便利だな」と思うのが常というもの。第五位の「詰め替え用シャンプー&リンス」。
以下、「乾電池」「ゴミ袋」「サランラップ」などが続くが、やはり基本は「まとめ買い」か「予備用」。腐れることの無いものは、安いときにまとめて買ってくことで、トータルコストを削減する。そのようなクセをつけるのは悪いことではない。
なおランキング上に「乾電池」が見受けられるが、防災袋におさめるものならともかく、常用での買い置きはあまりオススメできない。生産された時点から少しずつ放電するため、長期間「買い置き」したままだと使える時間が少なくなってしまう可能性が高い。買い置きは必要最小限に留め、電池切れが気になる場合は充電式乾電池を使うなどの工夫をしてみよう。
また、トイレットペーパーならともかく、電球や慶弔袋などのこまごました品は買い置きをしていても、「いざ」という時にどこにしまったかを忘れてしまいがち。あらかじめ「○○はここに、×□はそこに」といった形で、買い置き品の一覧を作っておくと間違いがないだろう。
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