ゲームソフトランキング更新、人気スター大集合タイトルが今週もトップに

2009年01月13日 06:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した2008年12月29日~2009年1月4日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、先週に続き『ディシディア ファイナルファンタジー』だった。スクウェア・エニックスの代表作として、特に登場キャラクタ毎にファンが多い『ファイナルファンタジー』シリーズの数々のキャラクタを集め、陣営に分けた上で戦いを繰り広げる3D格闘アクションゲーム。毎年年末年始になると任天堂の「スマブラ」シリーズが上位を長期間キープするものだが、今年は類似タイトルとしてこれが代わりに定位置につく傾向を見せている。

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第二位には一時期ランキングから外れていた「音ゲー」の『リズム天国ゴールド』が。9万本近い売上をあげている。時期柄「誰でも気軽に遊べる」というハードルの低さや、口コミ効果が功を奏したのだろう。

第三位はこちらも一時ランキング外だったもの、最近再び定評な『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』がランクイン。前週同様にアマゾンのデータでは、このタイトルを買った人の「このソフトも買っています」のトップには『ポケットモンスター プラチナ』がついている。任天堂、強し。

第四位には今や多くの人が常用している『Wiiフィット』が。ゲームというよりは健康管理に近いソフトウェアということでやや異質なタイトルだが、ニーズにマッチしたという観点ではこれほどダイレクトストライクなものも滅多にないお話。

今週は計測週が大晦日~正月三が日を挟んでいることもあり、稼動している店も少なければ購入に出かける人も少なく、シチュエーションとしては「お年玉代わりにゲームを購入する保護者」「お年玉を握り締めて早売りをしている専門店に駆け込む親子」など、通常週とは違ったパターンがほとんどと思われる。それだけにランキングの内容も、トップの『ディシディア ファイナルファンタジー』をのぞけば「ゲームプレイのハードルが低い」「任天堂」「口コミで面白さが広がっている」などの要素を強く兼ね備えたタイトルが新旧を問わず登場している。これは毎年の傾向であるところで、何ら不思議はない。

見方を変えれば、この時期に売れているタイトルは「不特定多数の問いに対して『安心してオススメできる』作品」と考えることもできる。何か(イベントなどで誰に渡すかが特定できない)プレゼントを用意したり、趣味趣向を知らない相手にゲームをプレゼントする際の選択肢としては適切な事例といえよう。

(最終更新:2013/08/13)

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