今調査はインターネット経由で12月1日から5日の間に行われ、有効回答数は1万5073人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代が36％、40代が29％、50歳以上が18％など。

体質・個人差にもよるが、肌の水分が少なくなり、カサカサ感(乾燥)を感じる人は少なくないはず。特に冬場、湿度が低い時に多く見られるが、中には一年中乾燥感のある人も見受けられる。今調査でも乾燥を感じるか否かについて尋ねたところ、「季節により」が64.6％ともっとも多い一方で、「一年中」が16.7％を占めていた。

それでは肌の乾燥を感じる人は、そのまま放置しているのだろうか。それとも何らかの対策を講じているのだろうか。複数回答で尋ねたところ、実に8割以上の人が「スキンケア用品の使用」と答えた。

乾燥肌への対策

スキンケア用品は一般的にその場しのぎ(対処療法)のものが多く、症状軽減を継続させるには使用も継続させなければならない場合が多い。その分使用時の効果はほぼ確実に期待できるし、安価なものも多いので、利用する向きが多いのだろう。

一方サプリメントの摂取や食事管理、運動など、体質改善による乾燥肌の対策は、「成功するか否かは確約されていない」「時間がかかる」「苦労が必要」など、本人に対する負担が大きい。このデメリットが、これらの対策が普及していない原因だろう。

とはいえ、中長期的に見ればハンドクリームやローションに頼りきり、というわけにも行かないだろう。また体質改善は乾燥肌撃退だけでなく、さまざまな効用をもたらす場合が多い。スキンケア用品で応急対応しつつ、中長期的なことを視野に入れ、身体そのものを健全な方向に変えるよう努力してみよう。