子どものダイエットを成功させるための9つのコツ

2009年01月06日 08:00

親子ダイエットイメージ先に【「紙とペン」に比べて2倍の効果も! 携帯メールの食事日記が子どものダイエットを助ける】で「子どものダイエットを長続きさせるには携帯電話のメールを活用した方法、つまりは『即時に反応があること』が大切」という研究成果を紹介した。その際、原文に「子どものダイエットについて気になる人は」との注意書きと共に、アメリカ国立衛生研究所(U.S. National Institutes of Health)の記事紹介が行われていた。今から7年前の2002年に記述されたものでやや古めではあるが、子どものダイエット、あるいは健康的な食生活を維持するのに役立つお話が語られているので特に重要な部分を抽出しておくことにする。題名は【子どものダイエットをサポートするための、賢い知恵(A Word to the Wise...Help your children maintain a healthy body weight.)】である。

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1.いつも子どもを見守ってあげて下さい
 子どもたちは自分が太りすぎなこと、親が心配してくれているかどうかについて、いつも気になっていて、「かまって」とシグナルを発している。子どもたちには自分たちを認めてくれ、励ましてくれ、愛してくれる保護者が必要。

2.テレビとゲーム
 子どもがテレビを見たり、ゲームをする時間にルールを作り、遊び過ぎないようにする。

3.家族で運動
 テレビを見る代わりに、積極的に散歩や洗車、買い物など、家族で運動することを心がける。そして決して強制せず、選択肢を与えて子どもに選ばせること。

4.子どもの感情に敏感に
 恥ずかしいと思うようなことでなかったり、簡単なことなら子どもは楽しんで実践する。そのことに注意をしながら子どもに色々とアドバイスをしていく必要がある。

5.家族で食事を
 テレビを見ながらではなく、家族でテーブルを囲んで食事を。ゆっくりと会話しながら、楽しみながら食事をとること。

6.罰やごほうびに食べ物は使わない
 子どもには(過度の)食事制限はするべきではない。成長や運動による消費のために多量のエネルギー、そしてそれを生成する食べ物が必要。

7.子どもと一緒にお買い物
 どんな料理を作るか、食材を買うかについて子どもと一緒に考え、買い物にもつき合わせるように。食事を決める意志を育み、食材を選ぶ経験を積ませることになる。

8.おやつは健康的なものを
 おやつには新鮮な果物や野菜を含んだものが好ましい。低脂肪のチーズやヨーグルト、アイスクリーム、全粒粉のクラッカーやクッキーなどをオススメする。

9.小さなことからコツコツと
 食事や運動のパターンを少しずつ、しかし確実に変化させて健康的な身体を目指すプロセスを学ばせる。「日々の積み重ねが大きな成果をもたらす」体験は生涯役立つ糧(かて)となる。


「食生活」「ダイエット」というより子どもの教育全般に関わる要素もいくつか含まれているが、今流行の「食育」の観点から見てもうなづけるような話が多い。「自分ですらダイエットは難しいのに、ましてや子どもになんて」や「子どもにダイエットさせると、自分もしなければならなくなるから」と敬遠する向きもあるが、自分自身はもちろん子どもにとってもマイナスに他ならない。

はっとさせられる要素が一つでもあれば、今からでも実践してみよう。


■関連記事:
【子どもへのダイエット政策続くアメリカの学食事情】
【肥満な子どもを持つ親にすぐにでもはじめて欲しい3か条+1】

(最終更新:2013/07/31)

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