寝不足を知らせる6つのサイン
2009年01月24日 12:00
毎日欠かさず経験しているにも関わらず、食事と比べて軽視されがちなのが「睡眠」。最近の日本では不眠症(メンタル面や無呼吸症候群などの身体上の問題など原因は多種多様)の悩みを抱える人が増加しており、注目を集めつつあるが、それでもやはり全般的にはあまり重点を置かれていないのが現状。大抵の人は身体に負担をかけるのは分かっていても、ついつい睡眠をおろそかにし、夜更かしをしてしまう。【Men's Health.com】では人の体内からの「寝不足だから寝ましょうネ」というシグナル・症状について6つの事例を挙げ、無理な寝不足や慢性的な寝不足状態に対する警告を発している。
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1.昼食時でもお腹が減らない
寝不足は「いつでもお腹がすいた状態」、あるいは「いくら食べても満腹にならない状態」を引き起こす。主に体内時計が変調をきたしているのが原因。頻繁に食べ物を口にしているので、昼飯時でもお腹があまり減らなくなってしまう。夜更かしするとついついお菓子が手に、という覚えのある人は多いのでは?
2.ウェブサイトやメールをひんぱんにチェックしている
元記事では「5分間にウェブサイトを3つ確認しメールのチェックを2回している」という事例を挙げ、寝不足で注意力が散漫になっていることを危惧している。
3.「自動車のカギ、どこにやったっけ?」
タイトルのように、ちょっとしたことが思い出せなくなる。睡眠は記憶を整理統合するのに欠かせない生活様式。満足な睡眠をとらないと、短期的な記憶力はいちじるしく低下する。
4.会話のキャッチボールがうまくできない
たとえ普段はコメディアンのように多彩な会話術を披露できる「ワザ」を持つ人でも、寝不足ではまともな会話もできなくなってしまう。
5.運転中、うとうとしてしまう
パソコン上の仕事などで眠気からうとうとしたのなら、仕事に支障が出たりチャットの相手から不安に思われるくらいで済む。しかし(自動車をはじめとした車両)運転中の眠気は自分自身はもちろん周囲の人にも限りない不幸を導く可能性がある。カフェインを含む飲み物を飲んだり、大音量の音楽をかけるなどの眠気をさます方法もあるが、いずれも一時的なもの。長時間における自動車運転の際には、あまり役に立たない。
6.病気じゃないけど吐き気がする
睡眠中に人は、起きている間に失われた免疫システムや抵抗力の復元を行う。睡眠不足の状態が続くと身体の抵抗力が弱まり、インフルエンザなどの病気にかかりやすくなる。病気にかかっているはずがないのに吐き気がする場合、睡眠不足による体の変調から、病気の初期段階に陥ったのかもしれない。
昨今のようなインフルエンザの流行時期には体の抵抗力をつける食生活を心がけると共に、最低でも毎日7時間は寝るようにすべきである。
慢性の寝不足は高血圧、肥満、うつ症状、ホルモンバランスの不具合、免疫システムの弱体化、記憶力の低下、ストレスの蓄積、集中力や反応力の低下など、さまざまなトラブルを身体にもたらす。上記のような症状はいずれも、身体が発している危険信号(最後の「6.」はすでに病気に発症している可能性すらある)。
適切な睡眠時間は人によって異なる。また同じ睡眠時間でもぐっすりと深い眠りにつけた場合と、浅い眠りとでは睡眠の「質」「圧縮度」が違ってくる。また、「寝不足はいけないから」といって眠りすぎても問題。
どのくらいの長さ・質の睡眠がベストなのかは、自分自身で探り出していくしかない。寝具についても気を配る必要がある。ただ上記のような症状が見られたら、少なくとも現状では「睡眠時間が足りないな」と判断した方がよいだろう。
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