【更新】カタログ通販利用、女性は男性の2倍以上! 金額平均は約6400円
2009年01月10日 12:00
C-NEWSは1月8日、カタログ通販やオンラインショッピングの通販形態に関する調査結果の一部を発表した。それによると、この1年でカタログ通販が利用された平均回数は2.1回という結果が出たことが明らかになった。ただし男女別に見ると女性は男性の2倍以上利用しており、年齢階層別では40代の利用がもっとも多いという結果も見られた。カタログ通販は中堅主婦層に人気なようだ([発表ページ])。
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今調査は2008年12月19日・20日の両日、15歳以上のインターネットユーザーを対象に行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は10・20・30・40代と50歳以上で均等割当。
直接商品を手元において確かめることが出来ないものの、現場に行かなくても済む手軽さ、面倒の無さから底堅い人気のあるカタログ通販。最近では縦横に検索ができるオンラインショッピングにおかぶを奪われつつあるものの、決して衰えることなく需要に応えている。
さて、そのカタログ通販について、どの程度利用したかを尋ねたところ、平均では年2.1回という結果が得られた。半年に1回ほどの利用、ということになる。
この1年間でカタログ通販をどの程度利用したか
去年の2.9回と比べれば1回分ほど減っている。この調査結果だけを見ると、カタログ通販の利用者・利用頻度は減少傾向にあるようにも見える。詳細データが公開されていないので詳しくは不明だが、「今後の利用機会、オンラインショッピングのみ増える傾向」という言及が認められるので、恐らくはかなりの部分がオンラインショッピングに「食われている」のだろう。
男女別で見ると、実に女性は男性の2.2倍。また、年齢階層別では40代がもっとも多い。これは単に「30-40代の中堅主婦層がカタログ通販を愛用している」とも、「若年層はカタログ通販よりオンラインショッピングに傾倒している」とも見ることができる。あるいはその両方なのだろう。
また、カタログ通販における利用額は平均で6398円。男女差はほとんどないが、最多利用年齢層である40代においては金額ももっとも大きく7557円を記録していた。
カタログ通販での買い物における1回あたりの平均使用額
こちらもまたデータは未公開だが、具体的な利用対象商品について、オンラインショッピングでは「書籍」、カタログ通販では「衣料品」という結果が出た。新しい、あるいは珍しい衣料品をカタログを眺めてチェックし、「これだ」というものにめぼしをつけて購入しているものと思われる。1回あたりの利用金額が比較的高いのも、そのせいだろう。
オンラインショッピングには多数のメリットがあるが、それでもカタログ通販にかなわない点も多い。カタログ通販ならではの利点としては「(パソコンなどの)メディアを利用しなくともすぐに商品のチェックができる」「縦横にざっと見ができる」などが挙げられる。
携帯電話の普及で今後もカタログ通販は漸減していく可能性が高いが、それでも無くなることは決してなく、むしろニーズにマッチした商品展開をすることでますます特化、専門化を図り、利用され続けることだろう。
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