著名アナリストによる今年の日経平均予想レンジをグラフ化してみる(2009年版)

2009年01月03日 12:00

アナリストによる株価予想イメージロイター通信では毎年年末の恒例企画として、翌年の日経平均株価の予想レンジを投資関連の著名アナリストや関連部局のトップなどに聞き、翌年の相場動向を占う一つの指針として提示している。それぞれの法人や個人の個性が現れ、非常に役立つデータなのだが、去年の状況が【著名アナリストによる今年の日経平均予想レンジをグラフ化してみる】にもあるように別の意味で非常に興味深い結果となったこともあり、今年も大発会前にそのレンジを図にしてみることにした(【参照元記事】)。

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予想された日経平均株価のレンジは(大体)500円単位。そこで500円の区切りで軸を作り、それぞれのアナリストの予想を棒グラフ化する。今年はさらに当方が先日購入した『ダイヤモンド社のZAi2009年2月号』に掲載されていた著名アナリストたちの日経平均レンジも併記。予想したタイミングがロイターのものと多少ずれがあるが、さほど気にはならないはずだ。

2008年12月16日~22日にヒアリングした投資関係者30人と、ZAi2009年2月号に掲載されていた投資関係者らによる「2009年の」日経平均レンジ(クリックして拡大表示)。
2008年12月16日~22日にヒアリングした投資関係者30人と、ZAi2009年2月号に掲載されていた投資関係者らによる「2009年の」日経平均レンジ(クリックして拡大表示)。

一見して分かるのは、ほとんどのアナリストたちが2009年の相場を低めに見積もっていること。ほんの2年前、2007年に見られた1万8000円台はおろか、昨年の高値1万5000円すらはるかに遠いと予想している人ばかり。多くが大納会(昨年末)の終値8859円56銭をはさんだ1万円~7000円台に集中しているのが分かる。中には6000円台、さらにはそれすら割り込みと予想する人も複数いるほど。やはり景気の低迷は続くという意見が大勢を占めているのだろう。

昨年は1月末の時点でいきなり「正解の可能性があるアナリスト:残り一名」というとんでもない状況におちいったが、これはそれだけ相場が波乱状態だったことをも意味する。今年はそれを踏まえてか、多少レンジが広い人も見受けられる。「当てるためには広ければ良い」というものでもないが、「それだけ乱高下するだろう」という意思表示の可能性も捨てきれない。

今年の相場はどのように推移し、これらアナリストの予想に当てはまっていくのか。1月5日からスタートする市場の展開に注目したいところだ。

ちなみに表の下の部分が空きになっているのは、逐次当方で日経平均の実際を入力していくため。折を見て更新された結果をお知らせすることにしよう。仮に去年のように全員が外れるという結果になるのなら、上抜けした上で外れて欲しいものだが。

(最終更新:2013/09/05)

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