朝の時間、「1時間未満」は約6割。男性の方が忙しい毎日

2009年01月28日 08:00

朝寝坊イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは1月27日、朝起きてから出勤するまでの時間、いわゆる「朝時間」に関する意識調査結果を発表した。それによると、「朝時間」が1時間未満でしか無い人は全体で6割近くを占めていることが明らかになった。また年齢が若いほど「朝時間」が短い傾向があり、男女別では男性の方が時間が短いことも分かった。男性の方が忙しいのか、あるいは時間にルーズであまり余裕のない生活設計をしているのかもしれない(【発表リリース】)。

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今調査は2008年12月25日から29日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は413人。男女比は52.3対47.7で、年齢階層比は20代11.6%、30代48.4%、40代31.2%、50代以上8.7%。なお今回年齢階層別の項目で、「その他」が最高年齢層を意味する具体的な数字で表記することが確認された(今回は「50代以上」)。今までは事実上そのように認識していたが、今後はこれが確定された形で表記されるものと思われる。

変則的な就業時間を採用していない限り、出勤時間は毎日同じであるため、朝方仕事にいくまでのタイムリミットは限られている。必然的に寝坊をしない限り、「朝時間」もほぼ固定されたものとなる。一日における最初のプライベートな時間ともいえる「朝時間」の長さについては、30分未満が2割、30分から1時間未満が4割近くと、あわせて6割近くが1時間未満と回答し、忙しい朝を過ごしている人が多いことが分かった。

朝起きてから仕事にいくまでの時間
朝起きてから仕事にいくまでの時間

全体では6割近くが1時間未満と忙しい朝時間の実情が把握できたが、それ以外にも2つほど特徴が見られる。すなわち

・男性よりも女性の方が「朝時間」に余裕がある。
・年齢が若いほど「朝時間」が短い。


この2点である。「仕事にいくまで」という設問への回答なので女性が専業主婦という状況は考えられず、OLなどの場合が想定されることから、冒頭でも触れたように「朝の時間は男性よりも女性の方が余裕を持った時間・生活設計をしている」ということになる。この調査からだけでは分からないが、あるいは女性よりも男性の方が夜更かしで、その分起きる時間が遅いため、朝の時間が満足にとれないのかもしれない。

若年層ほど「朝時間」が短い

若年層ほど朝食を取らない
大きな理由に!?

一方、若年層ほど「朝時間」が短いという結果は非常に興味深い。理由は「生活リズムの設計になれていない」「夜更かしをしている(【現代人は夜更かしさん? 過半数は日が変わってから「おやすみなさい」】にもあるように、若年層ほど夜は遅いものだ)」など複数考えられるが、どちらにせよこの「若年層の朝時間不足」が【朝食抜きが多いのは、若者・単身赴任、そして……!?】【朝食を毎日食べる人7割、20代だと5割にとどまる】でも触れているような「若年層ほど朝食を取らない傾向」の想定理由の一つである「朝の時間が無いので朝飯を食べている暇がない」を裏付けた形となる。

ちなみに、「朝時間」が女性より短い男性だが、決してその状況に満足しているわけではないようだ。

「朝時間」の理想と現実
「朝時間」の理想と現実

理想としては全体で「あと30分くらい長いと良いな」という状況が見られるが、女性が「1時間以上1時間半未満」における理想と現実のギャップが3.6ポイントしかないのに対し、男性は11.1ポイントも離れている。実際にはもう少しゆっくりとした時間がほしくとも、色々な事情でそれがかなわない男性の朝の辛さを表しているといえよう。

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