日本でのYahoo!の利用度はGoogleの1.4倍
2008年12月01日 08:00
ネットレイティングスは11月27日、インターネット利用動向調査に関するデータの一部を発表した。それによると2008年10月における「家庭・職場全体」からのポータルサイト「Yahoo!」の利用者数は4844万3000人に達していることが明らかになった。一方で「Google」の利用者数は3452万6000人で、「Yahoo!」の利用者は「Google」の約1.4倍に達していることになる(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は集計方法・指標を改めた新仕様によるはじめてのデータ。ブラウザからの利用だけでなく、Windows Media PlayerやiTuneなどのインターネット・アプリケーションによる各コンテンツの利用もカウントに含まれている。さらに、「家庭のみ」「職場のみ」だけでなく、「家庭・職場全体」での各種数字も算出しているとのこと。
その新仕様に基づいた、主要ネットサービスブランドにおける10月の利用者を見ると、次のようになる。
主要ブランドの「家庭・職場全体」と「家庭のみ」の利用者数比較
注目したい点は2つ。「Yahoo!とGoogle」「家庭のみ、と家庭・職場全体の違い」の利用者数の違い。まず前者についてだが、以前から言われているように「海外ではGoogleの利用度が圧倒的に多い」「日本ではインターネットの歴史や普及のプロセス(パソコン付属のブラウザでは最初に表示されるページがYahoo!であることが多い、初心者は色々出来るYahoo!を好む)からYahoo!の利用度が多い」があらためて確認できたことになる。あくまでも概算値になるが、「全体でYahoo!の利用度はGoogleの1.4倍」という計算に。
平日と休日のアクセス頻度差は
1.2倍程度?
後者の「家庭のみ、と家庭・職場全体の違い」についてだが、職場から閲覧される機会が多いサイトほど、「家庭のみ」「家庭・職場全体」の差が広がることになる。上記「主要ポータルサイト・ウェブサービス」では、大体「家庭のみ」「家庭・職場全体」の差は2割程度という計算だ。逆にいえば、「職場からのアクセス機会が少なくなる休暇期間においては、それだけアクセスが少なくなりうる」ということになる。
やや私事になるが、当サイト(Garbagenews.com)でも平均的なアクセス数としては、やはり平日の方が休日より多い結果が出ている。「2割程度」という数字を提示されると「なるほど、それくらいかも」と納得してしまうから不思議なものだ。
逆に考えれば、(アクセスレポートで何度か触れていたが)土日と平日とのアクセス数のブランクを埋めるためには、「土日は家庭からアクセスされる場合が多い」ということを前提に、サービスを提供した方が良いのかもしれない。
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