【更新】保険加入率の高さ、生保は共済・医療はアフラックがトップ

2008年12月20日 12:00

保険イメージC-NEWSは12月19日、生命保険・医療保険の加入者に対するアンケートの調査結果の一部を発表した。それによると調査母体の中では生命保険は共済、医療保険はアフラックが一番加入率が高いことが明らかになった。また全般的には国内保険会社の方が加入率が高いが、医療保険に限定すると一部の生保の強さが見えてくる結果となっている([発表ページ])。

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今調査は11月29日から30日の間、20歳以上の生命保険・医療保険(がん保険など特定疾病保険含む)の加入者1000人に対して行われたもので、男女比は594対406。年齢階層による均等割当は行われておらず、50代がもっとも多く298人、次いで40代の244人、30代の217人などとなっている。

簡単に用語を説明しておくと「生命保険」とは死亡時(あるいはそれに近い状態、継続的な重い後遺症)において適用される保険で、「医療保険」とはそれ以外の病気、例えば入院や手術、通院などに対して適用される保険。現在では後述するアフラックのがん保険に代表されるように、がんや三大成人病など特定の病症に対して適用・割増適用される保険も数多く存在する(こちらも今件では医療保険に該当)。

今調査母体に対して、「世帯で加入している」生命保険・医療保険の保険会社をすべて挙げてもらったところ、生命保険では「共済」、医療保険では「アフラック」がもっとも多く加入対象として挙げられていた。

生命保険・医療保険の加入社名
生命保険・医療保険の加入社名

全般的には「共済」が両保険とも平均して高く、3割以上の人が該当。知名度の高さや加入のしやすさ、そしてなりより安心感がこの数字をはじき出したのだろう。日本郵政グループの生命保険会社「かんぽ生命」も、生命保険会社としては高い数字を見せているが、これも安心感からくるものと思われる。

一方で医療保険では「アフラック」がずば抜けて高い値を見せている。唯一「共済」以上の値を示しており、この高さは驚異的(アフラックは生命保険でも「かんぽ」以上の値を示している)。恐らくこれは同社が得意分野とする「がん保険」において他社を一歩も二歩も先んじている結果によるものと思われる。

入院イメージ外資系保険会社で「アフラック」以外に目立つのは「アリコジャパン」。こちらは生命保険・医療保険共に同程度の高い、バランスの取れた加入率を見せている。他にも色々と聞いたことのある社名が並んでいるが、今データでは「アフラック」「アリコジャパン」の2社さえ覚えておけば問題はない、といったところだ。

知名度的には納得の行く結果といえるが、気になるのはそれぞれの加入率。生命保険は84.6%、医療保険は67.1%という数字が出ている(グラフ最下層加入者数)。社会保険・国民健康保険などの公的保険や厚生・国民年金などの公的年金に加入していることは大前提であるものの、公的サポートだけでは「万が一」の時に支えきれない場合が多々生じるのも事実。

すでに保険に加入している人は見直しを行い、無駄を省くことをオススメするが、同時に「公的保険以外はまったく保険に入ってません」という人は何らかの「備え」をしておくことを薦めたい。もちろん十分なたくわえがあれば保険など必要ないのだが……。

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