今年もインフルエンザ「流行入り」宣言

2008年12月18日 08:00

インフルエンザイメージ国立感染症研究所は12月17日、全国の約5000件の医療機関から報告された第49週(12月1日~7日)におけるインフルエンザ患者数が、流行開始の指標である1.0(1医療機関あたり1人)を超えて1.62になったと発表した。事実上の「流行入り」宣言であり、これは1987年に調査を開始して以降3番目に早い宣言となる(【発表ページ】)。

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現時点の流行状況
現時点の流行状況

指標が高い、つまりインフルエンザの流行が進行していると思われる都道府県を見ると、筆頭に挙げられるのは山梨県の4.2。ついで山口県の4.1、福井県の3.9、兵庫県の3.8、北海道の3.2など。注意報レベルのみを超えている保健所地域は11か所で、前週と比べて増加しているが、幸いにも警報レベルに達したところはまだ無い。第36週以降これまでに、インフルエンザウイルスの検出はAH1(Aソ連)型37件、AH3(A香港)型91件、B型47件が報告されている。

現時点ではまだ多くの教育機関が冬休み前で、学校に通う機会が多い。学校で子どもが感染し、家庭にインフルエンザが浸透するというパターンも十分想定される。健康の十分な管理と、場合によってはワクチンの摂取なども検討した方が良いだろう。

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