ゲームソフトランキング更新、待ちに待ってたあの新作が堂々トップに
2008年12月01日 08:00
メディアクリエイトが発表した11月17日~11月23日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、人気シリーズのWii版として新発売された任天堂の『街へいこうよ どうぶつの森』だった。いわゆる「箱庭疑似世界体験ゲーム」として、シンプルで奥深い内容と可愛い登場人物たちで多くのユーザーのハートをとらえた『どうぶつの森』シリーズの最新作。前々からWii版の登場は話題に登っていたが、ようやくこうして発売されることに。ゲームキューブ版やDS版などで朝から晩まで時間を共にした人には多少の物足りなさを感じるかもしれないが、はじめてこのシリーズに挑戦したいという人にはオススメ。
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第二位にはこちらも「新作だけど元々別機種で発売されていた人気タイトルの移植」として話題を呼んでいた『クロノ・トリガー』が。時間と空間を飛び越えて冒険をする主人公の活躍を描いた、ダイナミックなストーリーのファンタジー系(?)ロールプレイングゲーム。システム的にはほぼオーソドックスなもので、操作や仕組みが難しくてゲームそのものを楽しめないという心配も無用。内容的にはスーファミ版やPS版とほぼ変わらずだが、「時代を超えた戦い」「自分の選択が他の時代・場所に、そしてストーリーに大きな変化をもたらす」が大いに楽しめるゲームとして、こちらも評価が高い。
第三位はこちらも新作の『機動戦士ガンダムガンダムVS.ガンダム』がランクイン。101匹わんちゃんならぬ「101機ガンダム」的なゲームで、キャッチコピーにも「掌の上の、ガンダム祭り開幕」「オレもお前もガンダムだ!!」という、どのように解釈すれば良いのか悩んでしまう言葉が踊っている。ゲーム内容そのものはシンプルで、ガンダムならではのアクションを楽しみながら対戦できるアーケードゲームの移植。色々とクセもあるようだが、モバイル機のPSPでここまで出来れば「うーん、マガンダム」という納得の出来、と評価する人も多い。
第四位には『クロノトリガー』と同じくスクウェア・エニックスからの新作『ラスト レムナント』が。オリジナルストーリーのファンタジーロールプレイングゲームで、システムが「集団戦闘」を前提とした斬新なもの。迷宮内で敵と接触すると戦闘、コマンド形式で指示を与えていくというもの……なのだが、これがあまりにも「斬新」過ぎるのか、あるいは練りこみ不足なのか、評判があまり良くない。トライ&エラーが進化において必要不可欠なのは分かるが、プレイアビリティの問題やプレイヤーの「楽しさ」の点を考慮すべきという話も多い。プレイ時間が重ねられれば、真の評価が見えてくるだろう。概してルーキーはすぐには評価されないものだ。
今週は年末商戦真っ盛りということもあるせいか、上位には新作ばかりが並ぶことになった。特に上位2タイトルは旧ハードからの移植ながらも、前々から高い期待を受けており、それに応えるだけの内容を持っているとして賛美の声が上がっている。次週以降も上位を望めることだろう。
(最終更新:2013/08/14)
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