レンゴーが新型インフルエンザ用N99マスクを企業向けに販売
2008年12月11日 08:00
板紙・段ボール・包装などを主事業とするレンゴーは12月8日、同社が開発した素材である高機能パルプ「セルガイア」を使用した『セルガイア 抗菌マスク』を企業向け備蓄用マスクとして発売すると発表した。一部報道によると1枚あたり70円。企業内の備蓄用途に限定して設計・包装されている(【発表リリース】)。
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セルガイア 抗菌マスク
「セルガイア」とは、「ゼオライト」という鉱物をセルロース繊維の中で人工的に結晶化させて一体化した高機能パルプ。銀や銅イオンを担持することで非常に高い消臭性、抗菌性、対ウィルス効果を発揮する。セルガイアはレンゴーの登録商標で、日米欧各国で特許を取得済みとのこと。
厚生労働省では、新型インフルエンザなどが発生した場合、感染拡大予防の一環として一般家庭および企業向けにマスクの備蓄を対策の一つとして打ち出しており、サージカルマスク(外科用マスク)の使用を推奨している。今回発売される『セルガイア 抗菌マスク』は、「細菌ろ過効率(BFE)95%以上」(俗にいう「N95」)という、サージカルマスクの規格を満たすだけでなく(抗菌効果99%)、セルガイア本来の有する、高い抗菌・消臭性能を併せ持つ高機能マスクで、企業内備蓄用マスクとして最適な商品とのこと。保管期間は2~3年が目安。また、使いきり商品なので洗浄による再使用はできない。
説明にもあるように対企業用商品なので現時点では一般用として販売は行われない。(使いきりタイプではあるが)N99相当のマスクが1枚70円というのはかなり安い部類に入り、注目に値する。企業の備蓄が進むことに期待しよう。
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