お年玉は「教育」の一貫か!? 来年のお年玉予算は不況知らずで「前年以上」が97.1%

2008年12月08日 08:00

お年玉イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは12月4日、2009年におけるお年玉(あげる方の立場として)に関する調査結果を発表した。それによると、来年のお年玉の予定額は2008年と比べて同額、あるいはそれ以上と答えた人が97.1%を占めていることが明らかになった。不況まっしぐらの中、お年玉相場は逆行高の市場展開を形成しているようだ(【発表リリース】)。

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今調査は11月18日から11月20日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は419人。男女比は53.0対47.0。年齢構成比は20代12.9%、30代47.7%、40代29.4%、その他10.0%。

お年玉を「あげる」側の立場として、不景気の中でお年玉相場はどうあるべきか、おサイフ事情もあるし何かと悩みどころ。今回の調査においては、

2008年……あげた212人、あげてない207人
2009年……あげる予定(212-2)+22=232人、あげない予定(207-22)+2=187人


となり、今年の正月よりも今度の正月の方があげる人が多いという結果が出ている。

また、具体的な金額としては1万円未満が58.2%ともっとも回答数が多いものの、去年比の額としては「同じ」あるいは「増額」がほとんどで、「減額」は1.9%、「カット」は0.9%しかいなかった。

2009年のお年玉予定額
2009年のお年玉予定額

アンケートの取得時期から実際にお年玉をあげるまでにはまだ一か月ほどの期間が開いているし、あるいは「意地」「見得」で「同額」「増額」と答えている可能性もゼロではない。しかしそれを差し引いても、ほとんどの人がお年玉については「前年と変わらず、あるいは増額を検討している」ことが分かる。

世帯を持つ者にとってはたとえ不景気でも、子どもに対する支出、特に教育関連の費用は削ることはなく、むしろ増加させる傾向がある(【苦しい生活、減らすものは「外食」。でも削りたくないものも】【子育て夫婦が物価高で削るもの、最初に外食、次に趣味・教育費は……】)。お年玉もまた、子どもに対する見得や威厳の見せ所以外に、教育費同様「生活が苦しいがための辛い想いをさせたくない」という親心があるのかもしれない。

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