「夫婦一緒のベッドでおやすみ」全体では4割・歳を経ると「別の部屋」の割合急増へ

2008年12月29日 06:30

夫婦で睡眠イメージパラマウントベッドは12月25日、睡眠に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると夫婦・恋人同士が寝る際の場所について、歳を経るほど別の寝具(ベッドや布団)・別の部屋になる傾向が明らかになった。例えば50代になると3割を超える夫婦が別の寝室で寝ていることになる。世間一般的なイメージを裏付ける一つの結果といえよう(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は8月27日から9月1日までの間、インターネット経由で関東地区の人に対して行われたもので、有効回答数は1450人。男女比は非公開、年齢階層比も非公開だが各項目の結果からほぼ等分であると推測される。

配偶者、または恋人が普段同じ部屋、さらには同じ寝具で寝ているかについて尋ねたところ、全体では8割が「同じ部屋で寝ている」と答え、そのうち4割が同じ寝具で寝ていると回答していた。

恋人・配偶者が自分と同じ寝室で寝ているか
恋人・配偶者が自分と同じ寝室で寝ているか

部屋割の事情、おのおののライフスタイルなどは一切選択項目に無く、全般的にという前提ではあるが、それなりに高い値のように見える。

ただ逆にいえば、2割近くが「別々の部屋で寝ている」ということになる。起床・就寝時間の違いや相手方の歯ぎしり・いびきなどの事情も中にはあるかもしれないが、何となく寂しさを感じずにはいられない。

これを年齢階層別に見ると、明らかな差異が確認できる。

恋人・配偶者が自分と同じ寝室で寝ているか(年齢階層別)
恋人・配偶者が自分と同じ寝室で寝ているか(年齢階層別)

先にも挙げたように「ライフサイクルの違い」や「相手方のいびきなど」の事情もあるだろうが、確実に年齢が上がるにつれて「同じ寝具よりは別の寝具」「同じ寝室よりは別の寝室」の傾向が高まっているのが分かる。20代では実に9割以上が「同じ寝室」だったのに、50代になると「同じ寝室率」は実に7割を切っているだけでも、「寝る際の夫婦間の距離」が十分把握できよう。

夫婦で睡眠イメージこれを「歳を経ると夫婦間の中も次第に冷えてくる」傾向の現れと取るべきなのか、「お互いに忙しくなるので起床・就寝時に互いを邪魔してはいけない」という配慮によるものなのか、「高年齢になるとそれなりに住居にも余裕が出てそれぞれの個室を得られるようになるから」なのか、どれか一つに断定することは難しい(さらに他の理由もあるだろう)。

とはいえやはり「寂しいな」「歳を経ると次第に夫婦間の中も冷えてきてしまうのかな」という感は否めない。今調査では具体的に「別の寝室で寝る理由」を尋ねていないのが残念でならない。

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