「福袋」年の初めの夢購入、20代は半数「買うかも」
2008年12月11日 08:00
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは12月10日、福袋に関する意識調査結果を発表した。それによると、全体では約3割の人が来年の福袋について興味があり、買うかもしれないと考えていることが明らかになった。また、年齢が上がるほど福袋への購入意欲は減少しており、中高齢者にとって福袋は興味の薄い商品に見えるようである(【発表リリース】)。
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今調査は11月26日から11月27日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は312人。男女比は52.6対47.1。年齢構成比は20代12.2%、30代48.7%、40代29.2%、その他9.9%。
「福袋」というと年末の大セールス時、そして正月明けなどによく発売されるもの。景気付け・在庫処分・客寄せなど多種多様な店側の思惑がこめられており、店側の戦略次第では「廃品回収?」と首を傾げたくなるものや、「超お得!」といわんばかりに言葉通り「お店からのお年玉」をもらったような気分にさせてくれるものもある。また最近では特に「はじめから中身が見えているもの」や、「客寄せがメインの超高価なもの」、商品そのものではなく店舗で使える引換券が入ったものなど、福袋も多様化する傾向がある。当サイトでも「ミスタードーナツ」が正月に発売する福袋をレビューするのが恒例行事となりつつある(【ミスタードーナツの福袋(2008年版)】)。
さてその福袋だが、2009年(来年)初頭において購入する予定があるのかどうかについて尋ねたところ、今から「必ず購入する」と回答した人はわずかに3.2%しかいなかった。「良いのがあれば」も26.9%。
来年の福袋は買うか
「購入」「良いのがあれば」をあわせても約3割しかおらず、7割近くは「買う気がない」と腰が引けているのが分かる。去年のデータがないので比較は出来ないが、少々「買う気はない」層が多いように見受けられる。やもすれば使わないものばかりが手に入る「福袋」はおサイフ事情を考えると敬遠せざるを得ない、という考えの人が増えているのだろうか。
「買う」「買うかも」と
答えている
なお階層別で見ると、男性よりも女性の方が購入意欲は高い。また若年層の方が購入意欲はおう盛で、20代の場合「買う」は1割、「良いのがあれば」は4割近くに達し、「買う気はない」とする意見は半数程度しかない。元々「福袋」はどちらかといえば若年層向けの商品が多く、中堅~シニア層には「はずれ」「使い道がない」ものばかりとなるリスクが大きい。「いらないものをわざわざお金を出してまで」ということなのだろう。
「福袋」は年初めのセールスプロモーションであると同時に、その店・企業のアピールポイントでもある。今回はどのような「福袋」が登場し、ネット上の「福袋披露記事・購入体験記」をにぎわせてくれるのだろうか。景気動向とからみ、今から期待したいところだ。
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