ローソンの米粉パン200万個販売、豆パンなど5つの新タイプを投入へ
2008年12月26日 06:30
[ローソン(2651)]は12月25日、同社が7月末から発売してきた国産米利用の「米粉パン」について、12月初めに販売実績が累計200万個を突破したと発表した。それと共に、2009年1月13日以降新商品として合計5種類の米粉パンを発売することも明らかにした(【発表リリース】)。
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左:国産米粉の酒蒸しパン(こしあん)、右:国産米粉のじゃがいもカレーパン
ローソンの米粉パンは【国産米から作った「米粉ぱん」ローソンで発売】でお伝えしたように、国産の米粉を100%利用した、全国展開版「米粉パン」としては初の商品(小麦由来のグルテン、製造時の「打ち粉」、製造工場での小麦と同一ラインの製造などのため、小麦アレルギーに対応してはいないので注意が必要)。製粉技術の進歩で米の粒子を細かく出来たことや、パン製造技術そのものの向上、さらには麺製造の工夫を用いることで、商品化を可能とした。
今回新発売が決まった新商品5品は、既存の米粉パンにバリエーションを増やすためのもの。
・国産米粉の酒蒸しパン(こしあん)……国産米から作ったにごり酒、酒粕を配合した風味の良い蒸しパン(125円、1月13日から)
・国産米粉のじゃがいもカレーパン……平焼きのパンの中にじゃがいもを沢山使ったカレーをサンド (135円、1月20日から)
・国産米粉のあんぱん……甘さ控えめなつぶあんをたっぷり包み込んだあんぱん(130円、2月3日から)
・国産米粉の豆パン……国産米粉の生地に甘納豆を混ぜた素朴なパン(120円、2月10日から)
・国産米粉の黒糖蒸しパン……沖縄産黒糖蜜を入れた生地に九州産のさつまいもを乗せたパン(125円、2月17日から)
商品先物市場への投機資金の大量流入で商品、つまり各種資源価格が高騰したおりには小麦粉も価格が急上昇し、それに伴い代替品の一つとして「米粉」がクローズアップされた。「米粉」商品も数多く展開されたが、資源価格が冷静さを取り戻すにつれ、「ブーム」そのものも下火になりつつある。
しかし米粉独自の香ばしさや食感、そして何よりも国産材料であることなど、たとえ小麦粉の価格が安定化しても「米粉」を使う意義は十分以上に存在する(製造ラインなどを工夫すれば、小麦アレルギーの人でも安心して食べられるパンも作れるのだろうが……)。今後も今回発売が決まった新商品を含め、「米粉」商品には注目していきたいところだ。
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(最終更新:2013/08/01)
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