イーモバ奮闘続く…SBMが19か月連続純増数でトップ・2008年11月末時点の携帯電話契約総数は1億0483万3600件

2008年12月06日 12:00

電気通信事業者協会(TCA)は2008年12月5日、同年11月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると11月末時点の携帯電話の契約数は1億0542万5000件。これは前月比で0.3%のプラスとなる。また、純増数ではソフトバンクモバイルが11万3000件の増加で主要グループ中トップとなった。これでソフトバンクモバイルの純増数トップは19か月連続となる(【発表リリース】)。

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2008年11月末時点の主なデータは次の通り。

・携帯電話全体……1億0542万5000件
・事業者別
 NTTドコモ……5403万4700件(+6万5100)
 au(KDDIなど)……3051万4200件(+1万5800)
 ソフトバンクモバイル……1986万4600件(+11万3000)
 イー・モバイル……101万1500件(+9万7300)


携帯電話契約件数
携帯電話契約件数
携帯電話契約件数(増減
携帯電話契約件数(増減)

NTTドコモがシェア比ではトップに立っているという大勢に変化はない。ただし、その差は少しずつだが着実に縮まりつつある。また、契約増加数ではソフトバンクモバイルがトップにつく状況に変わりはないものの、その勢いにはかげりが見えつつあるのが分かる。そしてイー・モバイルの契約増加数が11月においては10月に続きソフトバンク・モバイルについで第二位になったことも注目に値する。契約全体数でも大台の100万件に達し、全体数では他のキャリアと比べて1割にも満たない少数派に違いないが、成長率の高さには注目したいところだ。

景気動向が明らかに後ろ向きに転じ、さらに加速をつける様相を見せる昨今。元々飽和状態に近い中で、料金体系の変更によって購入・買い替え時に高額がサイフから出て行く可能性が高くなった携帯電話において、新規契約数が減少しつつある。しかし内需中心で資源動向にもさほど左右されないIT系・携帯関連の企業は「他業種と比べて」景気動向のマイナス影響を受けにくいという理由から、株式市場では注目を集める存在となりつつある。投資家の期待を背に受けて、どこまで成長鈍化を押し留められるかなどが、各キャリアの課題となることだろう。

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