今調査は過去3か月以内に携帯サイトを利用したことがある、関東・関西圏在住の18～39歳の男女に対し携帯電話経由で実施したもので、有効回答数は2100人。関東圏は1200人、関西圏は900人。実施時期は9月19日～9月25日。

携帯電話とPC、双方を利用できる環境を持つ人に対し、ブログやSNSの更新をどちらで行うかについて尋ねたところ、全体では携帯電話経由の方が多少高い結果が出た。これは元々今調査が携帯電話経由で行われたことによる(＝PCも保有していても携帯電話を使う頻度が高い人が多い)ものと思われる。

ブログ・SNSの更新について、どちらで行うか(パソコン・携帯両方持っている人が対象)

一方各階層別で見ると、男性に比べ女性の方が携帯電話の利用度が高いのが分かる。女性の場合は過半数が「携帯重視」で「パソコン重視」は3割強しかいない。

さらに年齢階層別に見ると、若年層ほど「携帯重視」の割合が高く、歳を経るにつれてパソコン重視度が増えていくのが分かる。少なくとも現時点においては「若年層ほど携帯電話を中心にブログやSNSを更新する」ようだ。二つをあわせて「若年女性ほどケータイを中心にインターネットへアクセスする」ことになり、これは他の多数調査でも結論として導き出されてきたことの裏づけにもなる(もちろん前述のように、「携帯電話経由でのアンケート結果」という事を割り引く必要はある)。

これが「その年齢特有のもの」なのか(つまり中堅層ならいつの時代でもパソコンを重視する)、「その年齢層(そこに今属する人たち)特有のもの」なのか(現在10代の人は歳をとっても相変わらず携帯電話重視)なのかは、今回単独の調査からでは分からない。今後時間の経過と共に(といっても年単位での話になるが)似たような調査が行われ、中堅層でも「携帯電話＞＞パソコン」という傾向が見られるようになれば、インターネット利用そのものにおいて携帯電話の利用が(若年層から次第に中堅層にも、世代の時間経過と共に)浸透していく状況が確認できよう。