年末の大掃除、パソコンでは身近なところから

2008年11月20日 08:00

パソコンイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは11月19日、パソコンの掃除に関する調査結果を発表した。それによると、去年の年末にパソコン周りの大掃除をした人で、もっとも精力的に掃除をした場所で回答が多かったのは「キーボード」で過半数を超えていた。身近でやりやすく、しかも掃除のし甲斐があるキーボードは対象となりやすいようだ。また分解などの面倒くさい工程を必要とする「本体」については若年層の割合が高く中堅層以降は低くなるなど、年齢階層別の違いも見受けられる(【発表リリース】)。

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今調査は11月3日から11月5日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は417人。男女比は55.6対44.4。年齢構成比は20代10.1%、30代47.2%、40代31.2%、その他11.5%。ただし図版では人数が少なくぶれも大きかった「その他」は除外してある。

多くの人にとって今や欠かせない情報端末となったパソコン。お部屋や家具、家電などとともに、年末の大掃除の対象になる人も多いはずだ……と思われるのだが、2007年末から2008年頭にかけてパソコン周りの大掃除をした人はわずかに122人・29.3%。あるいは年末に改めて大掃除、ではなく「必要な時に、必要に応じて」なのかもしれない。

その「パソコン周りの大掃除」について、精力的に掃除をした場所を尋ねたところ、全体では「キーボード」という意見がもっとも多かった。実に6割近く。

2007年末から2008年末に行ったパソコンまわりの掃除でもっとも精力的に掃除をした場所は
2007年末から2008年末に行ったパソコンまわりの掃除でもっとも精力的に掃除をした場所は

男女別の差異では女性の方がやや「マウス」が多いかな、という程度であまり違いはない。むしろ違いを見つけられるのは年齢階層別。若年層では「本体」が「キーボード」を逆転し、一方で40代になると「モニタ」の数がじわじわと増加しているのが分かる。推測でしかないが、「若年層は面倒くささのハードルを容易にクリアできる本体掃除に重点をおいているが、30代以降は手間の多さやパソコンなどのIT系アイテムに対するハードルをクリアできず、優先順位が次に高いキーボードに走ってしまう」のではないかと思われる。実際、簡単に掃除できるのならパソコン本体を掃除したいな、と考えている人は多いだろう。

パソコンイメージまた、30代では「マウス」がやや多く、40代になると代わって「モニタ」が少々大きめの値を示している。このくらいの数字ならデータ取得上の誤差、という可能性も否定できないが、年齢階層別にパソコン周りの掃除性向に違いがある、と見てもよいのではないだろうか。

パソコンの周辺機器の中でもキーボードやマウスは特に消耗品的に考えられていることが多く「掃除するくらいなら買い換えた方が」と思われているふしが強い(もちろんちょっとしたゴミの取り除き程度なら別)。しかしそれらキーボードやマウスは当然として、マウスやプリンタ、モニタなども掃除を定期的に行うことで故障率は低下するし使い勝手も低下しない。商品寿命も延ばせる。気がついたら、で構わないのでちょっと時間を割いてお掃除をしてみてはいかがだろうか。

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