これがジャパニーズスタイル!?「ジンギスカンのおいしい食べ方」
2008年11月18日 06:30
名前だけ聞くとモンゴルや歴史上の偉人が頭に思い浮かぶ、しかし実は日本発祥の肉料理『ジンギスカン』。その食べ方のルール・マナーについて、楽しく、そしてもちろん正しい(一部曲解的表現あり)表現で紹介しているのが、東京・目黒でジンギスカン料理を取り扱う【くろひつじ】。いたって真面目、のはずなのだがシュールなイラストで思わず「くすり」とほほ笑んでしまう。
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まず鍋の準備……もちろんあごに手を当ててポーズをとり、身構える必要は無い(笑)
店舗公式サイトの「おいしい食べ方」における、食べ方のマナー紹介。分かりやすいようにイラストで説明している。イラストに描かれている人本人は至って真面目なのだろうが、そのポーズが「面白真面目」の域に達しており、ついつい笑ってしまう。
ジンギスカン鍋は非常に高い熱を持つ。温まり具合を調べるのに指で触れるとやけどする。……舌で確かめる人はいないと思うぞ、多分。
特徴ある形の鍋で肉を焼く時の注意や、羊肉独特の特性(牛肉同様レアでも食べられること)など、書かれてあることは至って真面目なのだが、イラストの説明がユーモアのセンスあふれたものとなっていて、頭に情景が浮かんできてしまうから困りもの。
いずれも間違った説明・行動ではないのだが……。どうしてこんなにもおかしさがにじみ出てくるのだろう。ちなみに下の絵、焦げているのはジンギスカンのお肉であり、男性のネクタイではない。
個人的にはジンギスカンの食べ方は肉と野菜を交互に食べていくものだと思っていたのだが、この解説によると「にくにくやさいにくやさい」ではなく「にくにくにくにくやさいやさい」のごとく、最初に肉を食べて、最後の口直し的なものとして野菜を食べるようだ。
野菜を食べてスッキリ。……食べたいことは分かるが、ジンギスカン鍋を頭の上にのせるのはどうかな、と思う(笑)
ちなみに図を良く見ると分かるように、日本語の下に小さく英語での解説も用意されている。例えば「野菜を食べてすっきり」なら「After having your fill of meat,move on to the vegetables for a satisfying end to your meal.」という具合。英語版でサイトにアクセスすると「Best Way to Enjoy(ジンギスカンの楽しみ方)」という項目があり、こちらからアクセスすると英語表記が大きく書かれた「すっきり」イラストなどを確認できる。
トリガー記事の【DesignWorks】でも言及されているが、このイラストを見た海外の人はどのような感想を持つのか。非常に気になるところだ。「くろひつじ」店内で、あごに手を当ててポーズをとり、店員が肉を運んでくるのを待つ海外のお客があちこちで見かけられる……などということはないだろう。仮にそんなことがあったら、それはそれでほほえましいことなのかもしれない。
(最終更新:2013/09/05)
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