歯みがきを念入りにする女性陣、気になるのは「歯」そのものではなく……

2008年11月12日 08:00

歯みがきイメージジョンソン・エンド・ジョンソンは11月5日、歯と口内に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると「一日に歯をみがく回数」「一回の歯みがきにかける時間」共に男性より女性の方が多いことが明らかになった。また「もてるために白い歯が重要」と考えている割合も男性より女性の方が大きく、女性は「虫歯や口臭が気になるためでもあるが、他人の、特に異性の目を気にして歯みがきにご執心」であるようすがうかがえる(【発表リリース】)。

スポンサードリンク

今調査は2008年10月上旬にネット経由で行われたもので、有効回答数は300人。男女比は1対1で、年齢階層比は非公開。

歯みがきは食事をとった後に欠かせない健康法(!?)の一つ。一日三度の食事をすれば最低三回は必要になるが、仕事場や出先での食事など、歯みがきが難しい状況のことを考えると「食べたらすぐに毎回歯みがき」が難しい人も多いことだろう。「一日に何回歯みがきをするか」という問いには男性は1.7~1.8回、女性は2.2~2.4回程度という回答が出ている。

一日に何回歯みがきをするか
一日に何回歯みがきをするか

全般的に男性よりも女性の方が歯みがきをする回数が多い。20代で見てみると男性は1.6回・女性は2.4回と、0.8回もの差が見受けられる。女性の方がひんぱんに歯を磨いていることになる。男女で食事の回数に差が見られるとは思えないので、やはり男性の方が「食べたけど歯みがきするまでもないかな」というパターンが多いのだろう。

また「歯みがきをする時間」も男性より女性の方が長い、という結果が出ている。

1回の歯みがきにかける平均時間は
1回の歯みがきにかける平均時間は

例えば30代の場合、男性が2分17秒でしかないのに女性は3分29秒と、1分以上の差が出ている。歯みがきは時間が長ければよいというわけではなく、みがき方や歯ブラシそのものでも大きな効用の差が出てくるもの。しかしそれでも歯みがきの時間が長い女性の方が、歯に対する思い入れが深いことが想像できる。

それでは何故女性の方が「歯にご執心」なのか。虫歯が嫌い、口臭を避けたい、エチケット上の問題などさまざまな理由が考えられる。その中の一つ、「異性からもてるため、白い歯でいたい」という願望が大きな理由にあるようだ。男女別・血液型別に「もてるためには白い歯が必要か」という問いには、男性より女性の方が同意意見が多いという結果が出ている。

もてるためには「白い歯」が重要か
もてるためには「白い歯」が重要か

血液型によって差異が生じているのは興味深い話だが、それはさておくにしてもすべてのパターンにおいて男性より女性の方が「白い歯は重要」と回答しているのが見て分かる。男性よりも女性の方が「もてるには白い歯でいなければ」という意識が高く、それが「そのためには歯を何度も、時間をかけてみがかねば」という思いをおこさせているのだろう。

調査データを並べて見ると、「異性に気にいられたいために、日ごろから歯のエチケットも欠かせない。歯みがきも念入りに」という「他人からは見えない部分で日夜努力している女性の健気さ」が見えてくるようでもあり、興味深い。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ