「虫歯を一発治療・一生虫歯にならない」治療法、いくら出せます!?
2008年11月12日 08:00
ジョンソン・エンド・ジョンソンは11月5日、歯と口内に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると虫歯に関する特効薬が開発された場合、支払ってもよい額は平均して150万円近くであることが明らかになった。また、男性で250万円近く、女性で50万円足らずと、男女で大きな差が生じており、男女における虫歯への敬遠度の違いが見てとれる(【発表リリース】)。
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今調査は2008年10月上旬にネット経由で行われたもので、有効回答数は300人。男女比は1対1で、年齢階層比は非公開。
虫歯は自然治ゆに期待することが難しい病症の一つ。また、体質(歯の質?)の違いから、いくらカルシウムを取り歯を磨いても虫歯になりやすい人がいる一方、歯磨きをおこたって甘いものばかり食べていても虫歯にならない人もいる。しかも虫歯の痛みは頭の中で起きていることもあり、人間が感じる苦痛の中でも最大級の痛さとする話もある。虫歯で歯を痛めている人にとっては、これほど理不尽で「できることなら永久追放したい」と思われる痛みもあるまい。
今アンケートでは虫歯や歯ブラシ、歯の磨き方などに関する調査項目とその結果が掲載されているが、ここでは「夢の虫歯治療」について紹介することにする。もし「一生虫歯にならない治療」、具体的には「虫歯を一日で治し、なおかつ一生虫歯にならない特効薬や手術方法」が開発されたら、いくら支払うかというもの。全体では平均で150万円ほどが支払う対価となった。
虫歯を一日で治し、なおかつ一生虫歯にならない特効薬や手術方法にいくらまで払えるか
現状ではそのような技術は開発されていない(トンチ的に考えれば「全部歯を抜く」というのがあるが……)が、虫歯で歯を痛めた経験のある、あるいは痛めている最中の人にとっては、まさに夢のような話。百万円単位の数が出てきてもおかしくは無い。
男女別に見ると、男性が249万5000円・女性が45万7000円と、200万以上もの差が生じている。これはアンケート中の他調査(回数、平均時間など)において女性の方が男性よりも歯磨きに熱心であるようすがうかがえ、その結果虫歯になりにくい、または「日ごろの歯磨きで虫歯にはならない自信がある」からと思われる。要は「そんな治療法に頼らなくても自分は虫歯にならない。だから高額は出せないワ」ということだろう(もちろん後述するような特異例が男性にいたから、というのもあるが)。
出せる金額は
・男は250万円
・女は45万円
また最高金額では19歳男性に「2000万円出す」という人がいた。現在進行形で歯痛に悩まされているに違いない(この人の回答が男性の平均値を底上げしている可能性もある)。一方で「びた一文も出せない」という人が年齢層を超えて女性に見受けられる。「そんな治療法使わなくても自分は大丈夫」派なのだろう。
虫歯は放置していても何も良い事はない。昔と違って今では色々な治療法も開発され、「歯医者=怖い場所」というイメージは薄れつつある。もちろん虫歯にならないよう、歯磨きや食生活に注意するに越したことはないが、万一怪しげな違和感を得たら、歯医者に検診にいくのが無難だろう。また年に一度くらいは定期検診をしておくと安心かもしれない。
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