「ダイエットにもなるかしら」主婦がおサイフの中身と相談して節約するものトップは「菓子・デザート」
2008年11月03日 12:00
調査会社のドゥ・ハウスは10月30日、「値上げに伴う消費行動の変化に関する調査」の調査結果を発表した。それによると、主婦が食品や飲料で出費を節約している種類の商品は「菓子・デザート」と答える人がもっとも多く、次いで「加工食品」「惣菜・弁当」と続いていることが明らかになった。生活にどうしても欠かせない商品というよりは、「我慢すれば何とか削ることができる」し好品が、節約のターゲットとなっているようである(【発表ページ】)。
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今調査は10月23日から24日、全国在住の20~69歳の既婚女性に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は455件。年齢比は20・30・40・50・60代それぞれ82・81・87・91・114人。ほぼ均等だがやや高齢者の方が割合が高い。
昨今の物価高に対して出費をおさえている、節約しているカテゴリについて「食品・飲料」と「日用品」別々に答えてもらったところ、食料・飲料でもっとも多いのは「菓子・デザート」で4割強、日用品では「使い捨てシート」で2割強に達していた。
出費を節約しているカテゴリ(食品・飲料)
出費を節約してるいカテゴリ(日用品)
食品・飲料では「菓子・デザート」に「加工食品」「惣菜・弁当」が続く。一方、「調味油・調味料」「生鮮」「ハム・ソーセージ」など一次品(元々の素材、原材料)やそれに近い食品は節約の対象割合は小さい。昨今の物価高で値上げ幅の大きい商品が上位についているのに目が留まるのと共に、「生活の上でどうしても欠かせない商品」というよりは「代替品などでなんとか我慢できる、どちらかといえばぜいたく品に近い商品」を削っている傾向が見られる。
代替品のあるものや
無くても我慢できるものが
主婦の節約対象
この傾向は「日用品」でも同様で、「使い捨てシート」や「化粧品」「サプリメント」など、「あった方が良いが無くてもどうにか生活できるもの」が上位についているのが分かる。
【ガソリン限界・外食もっと切り詰め・今後はお酒やたばこもダメ……増加する節約ターゲット】では別機関の調査結果として、「外食費」や「趣味、娯楽費」などはすでに節約の限界に達し、今後は「し好品代(お酒・たばこ・菓子)」が節約の対象に挙げられるという話を紹介した。今調査結果でも「食品・飲料」の部門ではまさにその通りの結果が出ている。物価高が継続する傾向を見せれば、今後「菓子・デザート」「加工食品」の分野で大きな消費性向の変化がおきるかもしれない。
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