ネットショッピング、よく買うものは本や雑誌。洋服や食べ物も結構買います

2008年11月02日 12:00

インターネットイメージgooリサーチは10月21日、読売新聞との共同企画調査として行った「買い物に関するアンケート」の結果を発表した。それによるとインターネット上で買い物をする「ネットショッピング」について、もっともよく買われているものは「本・雑誌」という調査結果が出たことが明らかになった。その他購入頻度の高い商品を見ると、生活の上で身近な、そして安価な商品を手軽にインターネットで注文しているライフスタイルがうかがいしれる(【発表ページ】)。

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今調査は10月上旬にインターネット経由で実施され、18歳以上の男女1074人が回答した。男女比、年齢階層比は非公開。インターネットを用いた調査なので、必然的に「インターネットが使える人たち」という「ふるいわけ」がされていることを考慮する必要がある。

インターネットを使って買うものは何か、購入頻度の高いものを3つまでの複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったものは「本・雑誌」の45%だった。実に半数近くの人が「しょっちゅうネット経由で本や雑誌を買っている」ということになる。

インターネット経由で購入する、頻度の高いもの(3つまでの複数回答)
インターネット経由で購入する、頻度の高いもの(3つまでの複数回答)

ネットで本や雑誌を買う人が半数近くを占めているということは、逆にいえばそれだけ一般書店における販売機会が喪失されているということになる(無論、ネットだからこそ購入した・本屋ならば買わないという人も少なくないが)。昨今の本屋の厳しい事情を何回かに分けて記事にしたが、この調査結果でもその一端をかいま見ることができよう。

・ネット通販利用の
本・雑誌購入ニーズは高い。
・その他「趣味趣向的な」
「小物」にも人気が集まる。

「本・雑誌」から少し頻度は落ちるが、「衣料品・靴・カバン」「食品・飲料・菓子」「CD、DVDソフト」「化粧品、美容・健康グッズ」なども三人に一人近い割合を占める。これらはいずれも「趣味趣向性の高い」「比較的小物な」商品たちであり、購入そのもののハードルもそれほど高くない。「どうしてもこれが欲しい」という、特定商品へのニーズがまず存在し、その上でインターネット通販を選ぶ人もいるだろう。しかしそれ以上に「ネットで買えるし、せっかくだから購入してみるかな」という「後押し型購入パターン」が多いことが推定される。

別項目ではインターネットでの買い物の額は「一か月あたり1万円程度までが8割」という結果が出ている。対象商品の価格の安さ・手軽さも「ちょっとした衝動買い」の大きな要因となっているのだろう。

意外なのは「ゲーム・おもちゃ」の選択が10%しかいなかったこと。「3つまでの選択肢」においては優先順位が低く、投票が行われにくかったのか、ゲーム好きが元々調査母体には少なかったのか、あるいは本当にゲームなどはネット経由で買われることが少ないのか。今調査だけではその実情は分からない。しかし興味深い傾向として、チェックする必要はあるだろう。

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