今調査は10月17日から18日、インターネット経由で全国の20歳から59歳までの男性に対して行われたもので、有効回答数は516人。年齢階層比は20・30・40・50代でそれぞれ均等割当。

料理をする際の重視ポイントについて複数回答で尋ねたところ、「簡単にできる」がもっとも多く、実に7割近くを占めていた。

料理をする際の重視ポイント

次いで「短時間で出来る」が54.9％、「自分好みの味にする」が46.2％、「安く出来る」が43.2％で、この4項目が主な「男性が料理する際の重視ポイント」であることが分かる。

これを年齢階層別に見ると、20代は「簡単にできる」「短時間で出来る」の上位項目の得票が特に高く、それぞれ8割近く・7割近くを占めている。また「安く出来る」の割合も高い。財力に乏しく、一人暮らし・独身である可能性も高い20代にとって、料理をするポイントは「安近短」ならぬ「安簡短」(安価・簡単・短時間)なようだ。

一方で年を経るごとに「自分の好みの味にする」「旬の食材を使う」「栄養バランス」など、内容や健康面に対する配慮が増えてくる。自分の立ち位置の変化と共に料理そのものへのこだわり、料理をする理由が変わってくると、重要視するポイントも変化するものだろう。

……ちなみに点線部分は女性の回答。参考意見、ということだが女性は押しなべて男性よりも重視ポイントの意見が多い。唯一男性の方が多いのは「自分好みの味にする」。妻や両親の料理では、自分の好きな味の料理をなかなか出してもらえないのだろうか。それが薄味・塩分ひかえめなど、あるいは健康のためを思ってのものだとしたら、少々悲しい気がしてならない。