男が料理をする理由。それは「愛する人の笑顔が見たいから」
2008年11月02日 12:00
【マクロミル(3730)】は10月31日、「男性の」料理に関する実態調査の結果を発表した。それによると男性が料理をする理由についてもっとも多いのは「妻や家族、恋人を喜ばせたいから」で3人に1人がそのように考えていることが分かった。ほぼ同数で「料理をすることが好き」「節約になる」が入っており、この3要素が「男性が料理をする理由」の大きな部分を占めていることがわかる(【発表リリース】)。
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今調査は10月17日から18日、インターネット経由で全国の20歳から59歳までの男性に対して行われたもので、有効回答数は516人。年齢階層比は20・30・40・50代でそれぞれ均等割当。
料理をする男性に、料理をする理由について複数回答で尋ねたところ、「妻や家族、恋人を喜ばせたいから」がもっとも得票率が高く全体では34.7%を占めた。
料理をする理由(複数回答)
全体では「妻や家族、恋人を喜ばせたいから」の次にほぼ同率で「料理をすることが好き」「節約になる」が入り、そこからやや得票率を落とし「自分で作った方が美味しい」「外食に比べて健康的」「家事の役割分担」などが入る。
同調査では年齢階層だけでなく同居形態別のデータも公開しているが、それを見ると興味深い傾向が見られる。
・「妻や家族、恋人を喜ばせたいから」は30~40代が他年齢層より10ポイント弱高い。夫婦の円熟期から、か。また、「非共働き」の配偶者同居タイプの人が6割近くを占めている。回答者が男性であることを考えると「いつもは料理をお願いしている妻に、たまには労をねぎらって自分が料理を作ってやるか」というシチュエーションか。
・「節約になる」は20代、一人暮らしの男性が多い。特に一人暮らしでは7割以上が答えている。外食や中食では自分の財政に与える影響が大きいからかも。
・一人暮らしでは「外食に比べ健康的」の回答率も高い。外食に対し「高くて不健康」というイメージがあるようだ。
「外食は高くて非健康で飽きた」
他にも「外食に飽きた」の回答率が一人暮らしだけは高いなど、特に階層別回答では「一人暮らしの食生活」がかいま見れるデータが見受けられる。「男の料理」ひとつをとっても、その内情・理由はそれぞれの男性の立ち位置で実にさまざまな背景を持っていることが理解できよう。
……それにしても。配偶者や家族と同居している人は「愛する人の笑顔が見たいから」で、一人暮らしは「外食は高くて非健康で飽きたから」。同じ料理でも随分と背負っているものが違うものだ(哀)。
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