モスバーガー 価格値上げと パティ減量
2008年11月01日 12:00
モスバーガーを展開する【モスフードサービス(8153)】は10月31日、全国のモスバーガーの一部商品において販売価格の値上げと商品仕様の変更を11月26日から行うと発表した。価格は10円~30円程度の値上げ、商品仕様はパティやフランクフルトの重量を6%ほど減量することになる(【発表リリース、PDF】)。
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同社ではすでに3月、販売価格の改定を実施している。しかしリリースによると今回の価格値上げ・重量削減については、さらなる原材料費の高騰で内部努力ではまかないきれない状況に達し、商品やサービスの品質維持のため、今回の措置となったという。
商品価格の改定は次の通り。
11月26日からの価格改定(モスチキン・黒胡椒チキンは12月26日から)
全体としてはセット価格が20~30円、ドリンク類やサイドオーダー類は10~20円の値上げ、全体的な総売上ベースの値上げ率は3.5%程度になる。
さらに主力のハンバーガー商品やホットドック商品については価格を据え置くものの、ハンバーガーのパティ(ハンバーグ部分)やフランクフルトを6%ほど減量し、仕様変更を行う。
幸いにも原油価格をはじめ、各種原材料などの商品価格は今年の夏をピークに下落する傾向を見せている。中長期的には需要拡大による価格上昇は避けられないが、昨今の「暴騰」は投機筋が商品先物をもてあそんだものによるところが大きい。今回の値上げなどはモスファンには残念な話だが、これも仕方あるまい。差額に耐えながら、今後直近の高値から原材料が値を下げてきた時に、価格の値下げや重量の拡大が行われるのか否か、注目していきたいところだ。
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