ネット利用端末は「パソコン」が9割強、ゲーム機も1割を超えて

2008年11月13日 08:00

携帯ゲーム機でネットアクセスイメージバンダイネットワークスとネットマイルは11月12日、小中学生を対象にしたインターネットの利用状況に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、調査母体の約97%の小中学生が「インターネットへのアクセスにはパソコンを使う」と答えていたことが明らかになった。また、ゲーム機によるアクセスも少なからず見られること、携帯電話や携帯ゲーム機によるアクセスは中学生に多いことなども傾向として見受けられる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は10月23日から27日、小中学生を対象に運営されている情報交換サイト「サークルリンク」内で行われたもので、有効回答数は752人。男女比は66.9対33.1で、主な年齢層は小学6年生が206人、同5年が197人など。

今や携帯電話はもちろん、ゲーム機にまでインターネットへのアクセス機能がつく昨今。どのような機器が小中学生の「インターネットへの窓口」として使われているのか。もっとも多いのは当然のことながら「パソコン」でほぼ全員という回答になった。……調査方法がインターネット経由でパソコン向けのサイトでの入力なのだから、本来は100%でなければおかしいのだが(笑)。

インターネットアクセスに使う機器
インターネットアクセスに使う機器

他の傾向としては大まかに次のようなものが見受けられる。

・ニンテンドーDSはネットアクセス端末として1割強の利用度を確保している。
・携帯電話の利用度は中学生になると跳ね上がる。また女子より男子の方が利用が高い。
・ニンテンドーDSとパソコン以外は、女子よりも男子の方がそれぞれの機種に対して利用割合が大きい。逆に考えれば女子はパソコン利用に集中しているのかもしれない。
・中学生は携帯電話やニンテンドーDS、そしてプレイステーションポータブル(PSP)の利用率が高い。特にPSP利用率は小学校高学年から5倍近くに跳ね上がっている。中学生のネット利用は屋外でも盛んに行われているようだ。


ゲーム機の利用頻度が高いのは、そのゲーム機自身を持っているかどうかにも大きく左右される。その点で考えると、小学生の間にPSPによるネットアクセス利用度が低く中学生で大きく伸びるのは「中学生になってPSPを買った・買ってもらった」から、という考え方もできる。ともあれ、中学生になると携帯電話を含めた色々な「携帯可能な情報通信端末」を積極的に使う事は間違いない。

携帯できる端末の利点は「外でも使える」「他人に邪魔されず・目を気にせずに」使えることにある。自宅で保護者に気を使いながらパソコンでアクセスするより、画像は小さくとも携帯電話や携帯ゲーム機を用いる方が、気ままに使えるのも一因だろう。

個人(不破)的には、携帯・据え置きを問わずゲーム機でインターネットにアクセスする人がそれぞれ1割前後「も」いたことに少々驚いた。5%もあればよい方か、と考えていたからだ。携帯電話はともかく、家庭用ゲーム機のネットアクセス機能への評価を見直さなければならないかもしれない。

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