エコバッグ普及率は約半数「使ったことナシ」1割と半
2008年11月19日 08:00
ネットマイルは11月18日、エコ(環境保全)に関する調査レポートを公開した。それによるとエコに関する行動として、「エコバッグ」を使っている人は全体の過半数に達していることが明らかになった。一方で「使ったことがない」という人も約1割半見受けられ、エコバッグが一様に広まっているわけではないことを示唆する調査結果となっている。一方、「マイ箸(はし)」(割りばしではなく自分で持参したお箸を利用しようという行動)はほとんどの人が未実行であることもうかがえる(【発表リリース、PDF】)。
スポンサードリンク
今調査は11月6日から7日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500件。男女比は1対1、年齢階層比は10・20・30・40・50代で均等割当。
「エコバッグ」とは日本の昔ながらの「買い物かご」と同じコンセプトのバッグ。コンビニやスーパーなどでの買い物の際に、お店が提供するビニール袋を使うのではなく、自前のバッグに入れて自宅まで持ち帰ろうというもの。持参バッグを使うことで、ビニール袋を節約できるというあんばいだ。
今調査において「エコバッグ(マイバッグ)を持ち歩く(&利用する)」と答えた人は、「必ず」「ひんぱんに」を合わせて過半数の54.0%に達していた。
エコバッグとマイ箸の取組度
最近のエコバッグはオシャレなデザインを取り入れてファッショナブルになるものと、小さく折りたたんでサイフの中にも入れられる(≒気軽にいつでも持ち運びできる)実用的なものの二種類に分化する傾向がある。前者はともかく後者は「必ず」「ひんぱんに」派ならいつも手元に置いていることだろう。
エコバッグを利用することでそのお店のポイントを加算してもらえるサービスも多い。おサイフの中身が厳しい昨今、現金換算でわずか数円分であっても、エコバッグを用いることでお得にもなるのだから、嬉しいことしきりだ。
「おサイフに優しい」
一方で「マイ箸」については普及率は低い。「一度も取り組んだことがない」が6割半を占め、「必ず」「ひんぱんに」使用は合わせて15%にも満たない。これは「マイ箸」の場合利用した後の「洗い」の問題や、持ち運び性の問題(折りたたみ式のものやサイフに収まるサイズのものは耳にしたことがない)、さらには「割りばしが本当に地球に厳しいのかどうか」というエコ行動そのものへの疑問からなのだろう。
多くのエコ活動は「地球に優しい」という大義名分もあるが、それ以上に個人のサイフにも優しい行動でもある。他人の目にもよく映るため見栄も張れ、お金の節約にもなる。マイバッグの利用は一挙両得に他ならない。使い慣れない、抵抗がある、やっぱりダサいかも? という偏見やハードルを乗り越え、まだの人は是非今日からでもエコバッグを使い始めてみよう。
スポンサードリンク
ツイート