【更新】セガがUFOキャッチャー用景品にミリメシ系景品「救難食糧」展開
2008年10月18日 12:00
セガは10月17日、全国のセガ系列アミューズメント施設のうち約40店舗限定で、UFOキャッチャーなどのクレーンゲーム用景品として、ミリタリー系食品(ミリメシ、食品=メシ)「救難食料」を2008年10月18日から順次投入すると発表した。通称「ガンバレ食」と呼ばれているもので、海上・航空自衛隊に納入されているものと同一の内容物とのこと([発表リリース])。
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「救難食糧」
セガでは2007年末に第一弾、2008年3月に第二弾の、ミリメシ「個人用戦闘糧食II型仕様」を展開。軍事系のファンだけでなく多くの一般ユーザーの興味関心を引くことができた。今回展開される「救難食糧」も、「個人用戦闘糧食II型仕様」同様に普通は流通に流れることのない、携帯保存食である。
「救難食糧」は1982年の「救難食糧の型式承認試験基準」の通達に従って、1983年より型式承認されて製造されているもの。国土交通省認定のもと、実際に船舶や航空自衛隊などで採用されている商品。また、一緒に同封されている紙面に「望みをすてるな! 救助は必ずやってくる!」などの、救難者に向けた応援メッセージが入っている事から通称「ガンバレ食」とも言われている。今回の景品「救難食糧」にもこの船舶用緊急時連絡用紙は同封されている。
内容物はビスケットバー(小麦粉、砂糖、食用植物油脂、脱脂粉乳、ピーナッツ粉)で総熱量は50グラムあたり250Kcal。水が無くても食べられるような仕様で、粉末を圧縮して真空包装しており、和菓子のような風味で食べられるとのこと。パッケージサイズは60×90×67ミリ。賞味期間は製造日から5年間。
セガのUFOキャッチャーの景品として展開されて注目を集めたからか、最近では『アマゾン』や『楽天市場』でも「ミリメシ」を見つけることができる。物珍しさと意外性が受けているのだろうが、個人的には「ミリメシ」ゆえの本来の機能、つまり「携帯性」と「保存性」に着目したい。すなわちこれらの特徴を持つ「ミリメシ」はそのまま非常時(災害時やパンデミック時)における装備食品としてうってつけのものといえるのだ。
何かの機会に非常食を用意する機会があれば、ぜひ「ミリメシ」「救難食糧」をチェックしてみると良いだろう。もちろん幸運にもUFOキャッチャーで「救難食糧」を見かける機会があれば、獲得にチャレンジすると共に色々と思い起こしてほしいものだ。
(最終更新:2013/09/01)
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