「欲しいプリンタの条件」、求めるものは高画質? ランニングコスト??
2008年10月28日 06:30
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは10月27日、プリンタの機能に関する調査結果を発表した。それによると、プリンタに求める機能としてもっとも重要視されているのは「画質の良さ」であることが明らかになった。ランニングコストも気になるところだが、やはり自分自身の問題より出力したものを送る相手側のことの方が気になる度合いは高いようだ(【発表リリース】)。
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今調査は10月2日から10月6日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は947人。男女比は54.3対45.7。年齢構成比は20代18.5%、30代27.3%、40代29.4%、その他24.8%。
プリンタだの年賀状だのといったアンケートが用意されるところを見ると「そろそろ年末、年賀状の準備をしなければ」と考えるようになる。一昔前までは「プリントごっこ」や芋判、文房具店などの業者への印刷、そして手書きなどが主な年賀状の作り方だったが、今や自宅のプリンタで作る人がかなり増えている。何せ高画質のインクジェット・カラープリンタが1万円ちょっとで買えるのだから、末恐ろしい(もちろんその分インク代金が高いのだが)。
主にこの「年賀状作成時期」に唯一の活動機会を与えられるであろう、個人ベースのプリンタ。もっとも求められる機能は何だろうか。それについて尋ねたところ、「画質の良さ」が僅差でトップについた。
プリンタに最も求める機能
冒頭でも触れたが、今回挙げられた三つの選択肢のうち、唯一プリントされた内容物の送り先に関係があるのは「画質の良さ」。「ランニングコスト」も「印刷速度」も持ち主本人が我慢すればそれで何とかなるものだが、「画質の良さ」(良し悪し)は持ち主だけでなく、出力したものを送る相手にも大きな影響を与えうる。
年賀状一つをとっても、モノクロよりはカラー、荒い画像よりは写真のようなステキなほどのきれいな画質のものを送りたいと思うのが人情というもの。「画質の良さ」がもっとも多いのもうなづけよう。
一応男女別・年齢階層別のグラフにしてみたが、それぞれの区分の差異はあまりない。かろうじて男性よりも女性の方が、画質にこだわりがあるようだ。
ちなみに「画質の良さ」が主に他人向けの重要視ポイントなら、画質にわずかに及ばない「ランニングコスト」は持ち主本人にとっての最重要視ポイントとなる。今調査結果の別項目では「画質・速度・コスト以外の気になる項目」も尋ねているが、「本体価格」以上に「インクカートリッジの価格」を挙げる人が多かった(実に全体の65.3%)。最近の個人向けプリンタ(特にインクジェット形式)は本体を出来うる限り安価におさえ、その分消耗品の供給で利益を得ようとする、まさに「家庭用ゲーム機のようなビジネスモデル」を採用している感がある。
当方が利用しているカラープリンタ『EPSON PX-V780 カラリオプリンタ インクジェットプリンタ』も、本体価格は1万円くらいだったが、インクカートリッジのお値段と相談すると、出力そのものをちゅうちょしてしまうほど。「ランニングコスト」「インクカートリッジの価格」が「自分向けの機能」としては最上位にくるのもうなづけてしまうというものだ。
(最終更新:2013/09/06)
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