出るものも出なくなりそなトイレたち
2008年10月20日 08:00
衣食住と共に人間の生活において欠かせないのが「トイレ」。トイレを利用している最中に周囲のことなど真剣になって考えたことのある人はいないだろうが、世界的なトイレの団体【World Toilet Organisation】によれば、人は一生のうち三年はトイレの中で過ごしているのだという。それくらいの長時間なら、素晴らしい環境下で「ことを済ませたい」と考える人もいるはず。そんな人の願いをかなえてくれるかもしれないのが、【Mail Online】で紹介されていた世界有数15か所の「絶景トイレ」たち。元記事のタイトルいわく「世界有数の周囲の見通しが良いトイレ(The world's toilets with the best vistas)」。正直、見通し良すぎである。
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アメリカのワシントン州にあるCascades国立公園内のヨハネスブルグ山のトイレ
まずはアメリカのワシントン州にあるCascades国立公園内のヨハネスブルグ山のトイレ。周囲に誰も居なければ腰をかけつつ「よ~れりふぅ~」なり「やっほ~」なりと口ずさみたくもなる。広大な大自然が目の前に広がっている。
ニュージーランドのタスマン氷河のトイレ
大自然の「驚異」を味わえるという意味ではニュージーランドのタスマン氷河地帯にあるこちらのトイレの方が上かもしれない。あまりにも無茶な造成にしか見えない場所にあるこのトイレ、「突風が吹いたらトイレごと吹き飛ばされるんじゃないか?」とすら心配してしまう。すべてが凍りつくような世界の中でのトイレ。何となくシュールではある。
アルカトラズ刑務所の監視塔トイレ
人々の「カルマ」を感じさせる雰囲気すらあるのが、このトイレ。アメリカのサンフランシスコ湾にあるアルカトラズ刑務所(29年間の歴史の中で誰一人として脱獄に成功していないことでも知られている)の監視塔のトイレなのだが、周囲をガラス張りにされた状態となっている。ほとんどの面が水面で、のぞく人も囚人だけだろうからあまり気にしていないのだろうが、先のタスマン氷河とは別の意味でのシュールさがある。
カフェ・ムーミンパパの女子トイレ
最後に紹介するのが、日本の兵庫県明石市にあるカフェ「ムーミンパパ」の女子トイレ。明石海峡大橋が見える絶景な場所にあるカフェなのだが、男子トイレはごく普通のトレイなのに、女子トイレはなぜか水族館モード。元記事にいわく「じっくり物事を考えながら用を足すことができるが、好奇心の強いオスの海がめには注意してね」とのこと。いや、オスの海がめでなくても気が気でなくなりますが。
元記事には今回取り上げた場所以外のものもあわせ、世界有数の絶景トイレ15か所が紹介されている。もちろんこれらの場所以外にも探せば絶景なトレイは山ほど存在するだろう。日本ではそのほとんどが狭い空間に区切られた中に存在するトイレたち。これらの写真を見ると、世界の広さをあらためて実感できるに違いない。
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