今調査は7月23日から8月7日までの間、インターネット経由で行われ有効回答数は9921人。男女比は男性対女性が47.3対52.7。年齢階層比は30代がもっとも多く34.0％、ついで40代29.6％、50代15.1％など。

今調査ではさまざまなカレーに関する設問が用意されているが、今回取り上げるのは「市販のカレールウでもっとも好きなブランド」について。つまり、レトルトなどではなく、自前でカレーを作る人(5832人)にとって、どんなルウが好まれるかという話。単一回答で尋ねたところ、トップについたのは冒頭でも挙げた「ハウスのこくまろカレー」だった。

市販のカレールウで最も好きなブランドは?

昔は西条秀樹氏や東山紀之氏のテレビCMで圧倒的なブランド力を誇っていた「バーモントカレー」だが、今では新世代の「こくまろカレー」にそのトップの座を奪われてしまったようだ。ちなみにこの「こくまろカレー」だがハウス食品の【専用ページ】によると、「2種類のルウを混ぜ合わせると、よりおいしいものが出来る」という主婦の声をヒントに生まれたものだそうな。その開発エピソードにマッチさせるべく、広報展開も「主婦向け」を全面的に打ち出し、彼女らに共感性を持たせるようにしているとのこと。言われてみればなるほど、と思わせるような話ではある。

「こくまろカレー」「バーモントカレー」に続き「ジャワカレー」もあわせてトップ3がすべてハウスを独占した形となり、4位によういくS＆Bの「ゴールデンカレー」が入る。以降「2段熟カレー」「ディナーカレー」などが続くが、やはりカレールウにおいてはハウス食品の商品ブランドが圧倒的に強いようだ。上記グラフでも(お分かりの通り)ハウス食品のものを赤く塗りつぶしているが、その強さが実感できることだろう。

(最終更新:2013/09/06)