「妻乗れど 偽装許さぬ 正確さ」タニタが体重計に関する川柳コンテストの結果発表
2008年10月13日 12:00
タニタは9月27日、ヘルスメーター(体重計)発売50周年を記念して8月に行われた「タニタ健康SENRYUキャンペーン」の入選作品を発表した。一般部門とジュニア(小中学生)部門に分けられており、いずれも「なるほど」と思わせるような秀作ばかりの受賞作一覧となっている。特にジュニア部門ではわずか9歳の人の作品が最優秀賞を受賞するなど、体重計、とりわけ最近ではメタボ関係への関心が全年齢層に広がっていることがうかがえる内容となっている(【発表リリース、PDF】)。
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今キャンペーンは8月1日から9月1日までの間、はがきとインターネット経由で受け付けられたもので、タニタが日本で初めて国産の家庭用ヘルスメーター(アナログ体重計)を開発・発売してから、この9月で50周年を迎える記念として実施されたもの。一般部門とジュニア部門(小中学生)の二部門で「体重」をテーマにした川柳(5・7・5)が募集され、全部で4196件もの応募があった。
今回発表されたのは一般部門・ジュニア部門それぞれの最優秀賞・優秀賞・タニタ賞の作品。そのうち最優秀賞・優秀賞をピックアップすると次のようになる。
■一般部門
・最優秀賞……妻乗れど 偽装許さぬ 正確さ
・優秀賞……記憶より 記録で測れ 健康を/上司より 数字に厳しい 体重計
■ジュニア部門
・最優秀賞……メタボでも ぼくはみんなの いやし系
・優秀賞……母さんへ 私も将来 そうなるの?/食べてたら 体重ふえるが お金へる
冒頭でもお伝えしたが、ジュニア部門の最優秀賞は9歳の男性、優秀賞はそれぞれ13歳・10歳の女性による作品。年齢に沿った幼さ・素直さ・ひたむきさと、それゆえににじみ出てくるほほえましさがわずか17文字の中に圧縮されており、あらためて川柳そのものと各作品の優秀さ・奥行きの深さが理解できる。
「体重」をテーマにしていることやキャンペーン自身が「体重計」の50周年を祝っていることから、作品の中には「体重」「体重計」という言葉が多く見受けられる。その一方、それらを使わずに体重を表したり、それに関する日常生活の情景や世相に対する皮肉が盛り込まれているものもたくさん見つけることができ、表現の巧みさにため息すら出てしまいそうである。
入賞作品については後ほどタニタの公式サイトに掲載されるとのこと。365日分のデータを集め「タニタ・体重川柳カレンダー」などを作っても良いくらいの優秀作品の発表が心待ちにされるところだ。
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